私の誕生日。

先日、55歳の誕生日を迎えました。この何年も、秋になったら入退院を繰り返す娘と一緒にケーキを食べることはありませんでした。
去年は閉鎖病棟に入っていたので、気持ちも沈んで実家に2日ばかり帰省していました。

しかし、今年は娘が家にいました!!

秋になって明らかに精神的な浮き沈みはあり、(かなりの躁鬱気味)生きたくないを連発し、私とも衝突したりはありますが。

朝から、「ママ、お誕生日だねぇ」を連発。
お昼は私の大好きなスパイスカレーのお店に行き、お茶の時間には近所のケーキ屋さんで小さなケーキを買うことにしました。
ハッピーバースディの文字も入れて。
ママ、お誕生日、おめでとう!!
と満面の笑みで24歳の娘はお祝いしてくれました。

夜ごはんは、行ってみたかったイタリアンに行きました。
二人で行ったら、娘が可愛いパールのついたピアスを手渡してくれました。
手紙とともに…。
そこには、まだまだ私はママのサポートが必要だけど一緒に楽しんで生活していきましょう、ということが書いてありました。

ASDの娘はいつも扱いが難しくて、こだわりもへんてこなものばかり。
正直、何を言っても通じないし、こだわりが強すぎて現実的でなさすぎて、離れたい!!と思ったことも一度や二度ではありません。
しかし、こんなことを言う娘に成長してくれて感動しました。

いろんな意味で自立というのは難しい。
私もある意味、娘に依存しているのかもしれないです。

でもお互いに、人間関係を広げながら、ゆるゆると暮らすことができたら私は幸せです。
心に残る誕生日になりました。

ありがとう。最高の一日でした。


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