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共依存の怖さを知る

以前「SNSで”#共依存相手募集”などというハッシュタグがあることへの警鐘」とか「アダルトチルドレンはそのパートナー(恋人・結婚相手)にやはりアダルトチルドレンを選びがち」といったことを記事でお伝えしましたが、アダルトチルドレンのカウンセリングをしていて改めて、そこにある共依存の怖さというモノを感じます。

子供の頃、親に「甘える」「頼る」ことが出来なかった事から、それを求めて「いい子」で居ることが日常化し、自分の感情や想いが分からなくなてしまい、他人から「認められる」ことだけを求めて尽くしてしまう。

そんな生き方を身に付けてしまう元には「見放され不安・見捨てられ不安」があって、常に誰かに「求められる」自分で居なければ、という想いがそこに出来上がっています。

求められるためには、相手の求め全てに応じなければならないと思い込んでしまい、結果的に相手と対等な関係を築くことが出来ず、気付けばそこに支配関係が出来上がってしまっている、それが「共依存」です。

一方は相手を「自分の思い通り」にしようと、物理的・心理的な暴力によって支配を強め、それをされる側は「そんなことをされるのは自分が悪いから」と自責の念を強めて、そこから離れるという選択肢を全く考えず、自らを傷付けてでもその相手と一緒に居ようとする。

そんな生き方はお互いのためにならず、やがて破局することは目に見えているのですがその時に子供でも出来てしまっていたりすると、更にその相手から離れるという選択肢は遠ざかってしまい、そんな夫婦関係を観て育つ子供もやはりアダルトチルドレンとなってしまう。

そのような危険、不安が若い時にはきっと分からないのでしょう。
それが上記のようなハッシュタグを正当化してしまっているんだろうと考えます。

共依存の支配関係はやはり、物理的に力が強い男性が支配側になることが多く、暴力による支配によって無理やりにSEXを強要され、そういう相手はもちろん避妊など考えず、自分の欲望を満たす事しか考えないため望まない妊娠をしてしまうことも多いんです。

ですがそんな状況になったとしても、自分の育った家庭が機能不全であれば実家に頼ることも出来ず、独りで悩みや不安を抱え込んでしまう。
また子供が生まれても自分自身の方を優先して欲しいとの想いから子供を虐待してしまうようなこともあります。

虐待の連鎖を断ち切るためにも共依存の怖さを知る事、自分がどんな家庭に育ったかを改めて振り返ることで自分が抱えている問題を知る事が大切なんです。

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