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「自分を責める」を止めてみる

アダルトチルドレンのカウンセリングをしていると「独り反省会」というワードがよく出て来ます。

一日の終わりにその日の出来事を振り返るというモノですが、これが前向きな姿勢で行われていればOKなんです。
ですがカウンセリングを受けに来る方の多くはそこで自分の行動や言動を振り返り、何であれが出来なかった、あの言葉は適切ではなかったんじゃないか、不信感を与えたのでは、嫌われたのでは…と否定的な事ばかりを考えてしまい、結論として「今日も私はダメだった」で終わってしまっています。

どうしても自分の行動や言動を自分で信じることが出来ず、逆に周囲の状況を悪くしているのは自分のせい、と自分を責めてしまう。
このような「間違った思い込み」が癖となっていて、自分を否定し責めることで「安心」するという、とても変な思考になっています。

この「間違った思い込み」は子供の頃に「そう思わされた」からそうなっていることに気付いて下さい。

親から「お前はダメだ」「お前のせいだ」「何でそんなことも出来ないんだ」などなど、否定・非難されるような環境に居たことで、そのような思い込みが作られます。

そういう環境で子供は否定されないように、非難されないように、嫌われないようにと「無意識」に親の顔色を窺い、どうすれば褒められるか、どうすれば認めてもらえるか、どうすれば愛してもらえるかということを「無意識」の中で考え、親に気に入られるような行動を取るようになります。

勉強や運動を頑張ってみたり、習い事を一生懸命やってみたりとその「成果」を出すことで褒めてもらえるかも知れない。
そこで無理をしてしまうこともあるでしょう。

また目の前で両親がケンカをしていたら、それを何とかしようと親の機嫌を取ろうとするなど頑張ってしまうこともあります。

ですがそれらの努力を認めてもらえることは無く、常に寂しさやつらさを抱えるようになってしまい、そうなれないのは自分が悪いから、といった「間違った思い込み」が出来上がってしまいます。

このような思い込みが昂じると、オトナになっても「周囲の目」を気にしてしまい、そこに過剰な気遣いなどもすることで多大なストレスを抱えるようになってしまい、けれど結果的に何も状況が変えられないことで「私はやっぱりダメなんだ」と自分を責めてしまいがちになります。

まず「自分を責める」のを止めてみる。
確かに自分のココロの中にその「間違った思い込み」があることが問題であり、そこを変えて行くという意味では自分に問題はあるのですが、それは決してそうなりたかったわけではなく、そうしなければ生きて来られなかったからという理解をしていく。

だから自分で「自分」を責める必要はなく、むしろそんな「今の自分」を慈しみ、その日一日を頑張った自分を「自分」が認め褒める。
これを繰り返していくことでやがて「自分」で「自分」を認めることが出来るようになる。
これが「自己肯定感」です。

人は死ぬまで出来ないことだらけです。
だから「出来ない自分」を責めるのではなく、「出来た自分」を認めるようにしていきましょう。

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須藤 勝則

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須藤 勝則
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