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140文字で自己紹介-人間関係で悩んでいるあなたへ
気付けば3月に入っていました。
先日は私が住んでいる地域の高校で卒業式が行われていたようで、胸に花飾りを付けた高校生たちを見かけました。
春は旅立ちの時と言われる通り、新しい環境に入っていく人、新しい人々との出会いの季節でもあるのですが、同時に人間関係で躓きがちな方にとってはつらい時期でもあります。
新しい学校、新しいクラス、新入社員に異動などで転勤されたり部署異動があったりと、何かと人の動きが活発になる訳ですが、そういった環境の変化に弱い方、苦手な方にとってはもう毎日が不安でストレス一杯となり、5月のゴールデンウィーク明けには学校や会社に行けなくなってしまったり、そのまま勢いで休学や休職、退学や退職されてしまう方も出て来ます。
ある調査では新卒入社の新入社員が3ヶ月以内に辞めていく割合が3割に上るという結果も示されています。
せっかくそれまで頑張って来たものの、社会に出て3ヶ月ほどでドロップアウトしてしまう方が3割もいる事実というのは、由々しき事態です。
何故ならそういう方には「まじめ」「誠実」「一生懸命」で「優秀」な方が多く、有能な人材であることが多いモノ。
そういう方を失ってしまうのは一企業の問題だけでなく、社会的な問題とも捉えられます。
これは迎える方にも何か対策を考えて欲しいのですが、まずはいつも人間関係がうまく行かない方に向けて、最初が肝心ということで「140文字で自己紹介」を提案します。
人との出会いは必ず始めがあって終わりがあります。
その「始め」には不安が付きモノです。
何故「不安」になるかと言えば、初めての場所、初めての相手はとにかく「知らない」し「慣れていない」ことだらけなので、そこで自分が何をすれば良いのか、何を言えば良いのかが分からないままその環境に入らなければならないからです。
「こんなことを言ったら変に思われないか?」「こんなことをしたら怒られないか?」など、とにかく不安だらけになってしまうことで余計に行動や言動が不安定になってしまい、それがまた自分に対しての否定につながってしまうという悪循環がそこで起こります。
そこで上記の提案です。
一番始めはまず「私」を知らせること、それが「挨拶」であり「自己紹介」です。
よく「挨拶したけど無視された…嫌われているのかな?」と悩まれる方がいるのですが、まずこれを気にしないようにすることが肝心です。
例えば朝のあいさつ。
「おはようございます」と言って教室や職場に入る訳ですが、これは「私は今日も登校・出社しましたよ」とそこにいるみんなに伝えるためのモノであって、それに返事をするかしないかはその相手次第なんです。
その挨拶に対して「おはよう」と返してくれないからといって、その相手があなたを嫌っているのかどうかは分かりません。
もしかしたら他の事を考えていただけかも知れませんし、もしかしたら調子が悪くて返事が出来なかっただけかも知れません。
また意図的に返事をしないということがあったとしても、それは周りの人にも分かる訳で、その相手は「挨拶も出来ない非常識な人間」と自ら宣伝しているようなモノ、と考えることも出来ます。
挨拶は「自分」の存在を示すモノであって返答を求めるモノではない、と考えて、大きな声で自ら挨拶をするだけでも人間関係は変わります。
更に初めての相手に対してはあらかじめ「伝えること」を準備しておくだけでも、不安は少し軽くなります。
そこで「140文字で自己紹介」を用意しておきましょう。
若い方はSNSに慣れていて、およそ140文字で表現することをこれまでにもして来ているでしょうから、きっと出来ると思うんです。
自分の名前と趣味や特技、興味があることや好きなことなど挙げればすぐに140文字になるはずです。
ここでカウンセリングに来られる方は自分の「好き」や「趣味」が分からない、と話されることが多いのですが、でも好きな食べ物とか音楽とか私ならアニメとか、何かしら探せば出てくるものです。
大切なのは挨拶同様「これが『私』です」と相手に伝えることです。
そこで「変に思われないか」などと考えてしまうため、何も言えなくなってしまう訳です。
もしかするとその一言から話題が広がったり、同じ趣味などを持つ人が出て来たりして、一気に不安が解消されるかも知れませんし、そこはどうなるか誰にも分からないモノです。
まず始めの一歩として「挨拶」と「自己紹介」をしてみること。
そこから「良い人間関係」が始まるかも知れません。
またそういった方々を迎える側も、少しだけ気を遣って頂いて彼らを見守ってもらえたら…と思います。
ココロの病やアダルトチルドレン、虐待や毒親、機能不全家庭などについて分からない事や知りたいこと、不安なことなどあればいつでもコメントを頂くか、ホームページからお問い合わせ頂ければ出来る限りお答えいたしますので、是非お気軽に「私」という人間をご利用ください。
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栃木県 アダルトチルドレン・ココロの病克服カウンセリング
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須藤 勝則
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