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なんで仕事をするか考えてみた
最近、友人がラジオを始めた。
”愛”とか”自己犠牲”とか”エゴ”とかにややこしいとされる事ついてつらつらと話しているだけ、と言えばそれまでなのだが、その人の魅力が存分に出ており個人的にはとても好きだ。
特に言う意味は無いが もちろん全部聞いている。
特に繰り返す意味もないが
全部聞いている、繰り返して
そして驚くことがその更新頻度だ、はじめて1か月ほどだが、もうすでに21話まで出ている、はじめしゃちょーもビックリだ
冨樫義博がこのペースで連載をしようものなら冗談抜きに何人か死者が出るだろう
まったく、友人が冨樫義博じゃなくて良かった。
第2話でなんで仕事をするかを語っている。
まとめるこうだ
①感情が動いた瞬間に生きている実感がある
②仕事をすると感情の変化がたくさん起き得る(関わる人が増えるため)
③仕事をしていると生きている実感を得られる
④だから仕事をしている
【仕事をしていると生きている実感を得られる】
…………..
いや、違くない!?!?!?!?!?!?
いや待て待て待て、違う違う
5.5話にて、
「わざわざ言わなくて良いことは言わないで良くない?それは優しくないよね」
と話している。
僕は優しい人間になりたいんだ。迂闊なことを言ったかもしれない。
いや……………
彼は第5話にてあえて批判をする優しさもあると述べている。
加えて第9話にて、彼自身、大学生時代サークル内でイエスマン達に異を唱える反乱軍だった。と話している
仕事に生きている実感を感じている
その価値観に対して盛大に異を唱えたい
僕も反乱軍でいよう
弁証法で言う、ジンテーゼにはアンチテーゼが必要だ、今回はソレを投げかけようと思う。
最近流行りの燃え尽き症候群についての本
本書ではバーンアウトとは「仕事に対する自身の理想と現実のギャップを埋めるための無理を重ねた結果」と定義付けてあり、「仕事は私たちの尊厳を与えるものでもなければ、私たちの人格を形作るものでも、生きる目的を与えるものでもない」と強く主張されている。
”読書”というものがどのような変遷をたどってきたかの本だ。
そして題にもなっている「なぜ働いていると本が読めなくなるのか?」
という問いに対して
本が読めない状況とは新しい文脈をつくる余裕がない、ということだ。自分からかけ離れたところの文脈をノイズだと思ってしまう。そのノイズを頭に入れる余裕がなく、自分に関係のあるものばかりを求めてしまう。だから働いていると、本が読めない。
仕事以外の文脈を取り入れる余裕がなくなるからだ。
半身で仕事の文脈を持ち、もう半身で別の文脈を持とう。
そう結論付けて述べられている
彼は第2話にて、スノーボードでゲレンデを降りる瞬間、生きている実感がある、と言っていた。
ならばその文脈を大切にすれば良いのだ。
仮にスノーボードへ行く余裕もなく、仕事にのみアイデンティティと生きる実感、喜びを感じているならば、僕は声を大にしてその危険性を示したい。
さて、仕事のし過ぎに関してアンチテーゼを述べてきたが….
ヘーゲルやエンゲルス曰く、労働こそが人間をたんに自然から与えられる恵みを摂取して生きる動物とは異なり、労働する人間としての人間存在にした。人間は労働することで人間になるのである。
とある。
また、「マルクスとエンゲルスは自分で何かを作り出す労働はもともと喜びを伴うものだったと考えている。資本主義的な生産様式における機械化と分業が、その喜びを奪った」とある。
今までさんざん働くこと、働きすぎる事に対して異を唱えていたが、彼の言う働くことの良さがソレであるならば、資本主義に汚される以前、本来持ち得る喜びを享受していることとなり、素晴らしいモノだと言えるだろう。
さて、翻って僕個人は働くことに対してどう思っているかというと
暇つぶしだ
えー1日8時間の暇つぶしができて、毎月お賃金までくれるのーー??
ちょー嬉しーんですけどー
マジ感謝感謝!シャッシャッシャッシャッシャッシャ!! ハッピースマイル!
って感じだ。
おっと勢い余って知能指数がスカイでピースになってしまった。
労働をして人間に戻らねばならない
とまぁ、冗談は縦置き、仕事に対して生きがいとかやりがい、楽しさなんて全く感じていない、強いて言えば、立ち仕事な手前「良い有酸素運動だなー」くらいだ。
※一応名誉のために言っておくが仕事自体はちゃんと行っている。なんならそれなりに評価もしていただいてる。
↑はあくまでマインドセット的な話である。
常日頃『働きたくないなー』と思い続けているものの、
ヘーゲル大先生に「人間は労働をしてこそ人間になるのだ」なんて言われたら働かざるを得ない。
せめて僕は人間でいたい。
スカイのピースにはなりたくないのだ。
ただ、一つ願いが叶うとしたならば、来世は犬になりたい、金持ちの。
※決して比喩表現ではない
1日15時間ほど寝て、品性のかけらもなく飯を食い散らかし、知性のかけらもなく野原を駆けたい。
何をしても「貴方は本当にバカね」とcv釘宮理恵の美少女令嬢に頭を撫でられたい。
あぁ、金持ちの犬になりたいなぁ。。。
ジョースター家以外の….美少女令嬢の下に….。
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ジョースター家の飼い犬ダニーは焼かれる。
さぁ、働くことを小ばかにし続け、『できることなら働きたくないなー』と常に思い続ける僕と、働くこと尊び、本来の喜びを享受している彼との人間としての差はいうまでも無かろう
そんな彼の良さが詰まったラジオがこちらだ
ではまた!
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