続・アトピー対策備忘録10: 体質改善8
亜鉛摂取を本格的に始めてからただのアトピーが徐々に改善して来ているのを実感する。劇的にでは無い点がむしろ素晴らしく、ステロイド薬の様に局所的にだけ大幅に症状が改善するという事はないが、アレルギー症状全般が漸進的にだが確実に改善しているのが実感出来ている。
具体的には炎症・浮腫み・皮膚の厚み・湿疹・アレルギー性鼻炎・睡眠障害・胃腸障害の全てが緩やかに改善している。この様な体調改善の推移は体験したことが無く、強いて挙げるならスチームサウナでのHSP療法がやや近かったかも知れない。恐らくこれが根本的な治療の推移というものなのだろう。
亜鉛の種類は亜鉛酵母にしているが、腹痛を起こさず大量に摂取出来る反面、グルコン酸亜鉛よりも即効性に欠ける気もする。
取り敢えず摂取量は一日100mgにて様子を見る。当初は一般的な限界量までに止めていたが効果が薄く、アトピー性皮膚炎患者は基本的に亜鉛欠乏状態にある事もあり医療基準での摂取に切り替えて継続した(基本的には一般的な限界量を超えての摂取は推奨されない)。
治療経過は上々であるため続けて様子を見る。
追記:亜鉛と同様にアトピー性皮膚炎にて欠乏状態が起こり易い鉄分摂取も併せて行う。既に爪の状態や片頭痛など鉄分欠乏を疑うべき症状が出ている為必要性は高いと思われる。
鉄分は腸内細菌の増殖を促し、腸内細菌は鉄分の吸収を助けるという相互共助の様な関係にある(ただし腸内細菌の増殖効果を持つのは医療用の鉄剤にも含まれる様な非ヘム鉄=三価鉄に限られる)。更に鉄分は皮膚のコラーゲン生成に必須であり、慢性炎症疾患による貧血からも鉄分の需要は生じる。
亜鉛と同じく胃腸障害や腸内細菌叢のディスバイオシスにより欠乏に陥り易い事もあり、アトピー性皮膚炎患者には亜鉛と共に摂取すべき必須ミネラルであろう。
摂取量は一般には10mgが推奨され、限界量が50mg。治療基準では50〜100mgを半年程継続して服用する模様。当面は限界量を超えない範囲で効果が出るまで摂取量を調整し、それでも足りないならば治療基準での摂取を検討する。
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