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続・アトピー対策備忘録28: 体質改善26 わさび・ミネラル
前回から各種ビタミンやナイアシンの摂取に加えマグネシウム・亜鉛・硫黄等の各種ミネラルを内服・外用共に行う形で継続しており、割と皮膚症状も安定して来ている。
毎日とはいかないまでも隔日程度のマグネシウム風呂もやはり効果的なので、そちらも相変わらず続けている。
先日書いたファスティングの記事は本ノートにしては妙に耳目を集めており、昨今はブームも去り気味なサウナよりファスティングの方がnoteでは身近で人気なのかとも感じる(一般的な検索エンジンだとサウナの方が10倍興味・関心を引いている様だが…)。個人的にはそういった事に余り感心は無いが、ファスティングを通じて腸内環境と炎症性疾患≒アレルギーの関係に対する理解が広まれば良いとは思っている。
また昨今適当になってきた生活習慣が祟ってか、頭痛が少しぶり返し例の如く梅茶漬けで回復を行ったりもしていた。
毎度茶漬けで頭痛を治している訳だがそこら辺治る理由がやや曖昧であり、梅のミネラルやクエン酸が頭痛の改善に効くとの話をこれまでは何となく信じ受け入れていた。
ただやはりわさびが効いている感も強く、むしろ梅干しのおかげでわさびの辛さを緩和しつつ大量に摂取出来ている事が頭痛緩和に繋がっているとの考えに至った。
実際わさびにはよく知られている抗菌作用の他に抗酸化作用・抗炎症作用や認知機能改善作用、解毒代謝酵素の力を増強する作用も有り、アレルギーやアトピー症状の緩和にも効果が有るとの事である。
また硫黄含有化合物の豊富なアブラナ科野菜の高摂取はガンのリスクを低下させるとの報告も有る(香味野菜や辛味成分を含む野菜の香味や辛味はほぼ硫黄化合物の成分によるものである、例外としては唐辛子のカプサイシンが挙げられる)。
加えてわさびにはアトピー性皮膚炎の発症・重症化に深い関わりのあるカンジダ菌の増殖を抑制する作用も有る(抗菌作用)。
・マウス口腔カンジダ症モデルの開発とその応用
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjmm1990/45/4/45_4_227/_pdf
多様なハーブやスパイスの中に日本のわさびが混じる事に何か違和感を感じなくもないが、古くから生食の付け合わせとして親しまれて来た事もあり納得は出来る。
アトピーにも良いとの事だがサプリでもなければ大量に摂るのも味の関係で難しいので(油物と共に食すと揮発性の辛味成分を緩和出来るらしいが胃腸にも刺激が有る)、程々に日々摂取するのが良いかと思われる。
アレルギー患者は特に免疫抑制剤の使用によりカンジダ菌に対する防護機能が落ち易い事もあり、わさび含め抗菌作用の有る食品は積極的に摂取すべきだろう。
…昨今持て囃されがちなデュピクセントも顔の症状には効き難いとの話も有り、やはり強い免疫抑制剤も有用とはいえ万能とはいかない様である(顔に起きがちな逆さ様皮膚炎の治し難さと言い、重要な臓器や感覚器の集中する頭部は身体の他の部位と異なり、免疫的にも特別な仕様が有るという事なのだろうか)。
特に免疫が抑制される関係上、以前に顔のヘルペスや酒さ様皮膚炎等の罹患歴が有る場合は副作用として再発し易いリスクが有る様である(女性ホルモンの関係で免疫力が変動し易いため、女性は特に注意が必要か)。逆に罹患歴が無い場合や完治している場合は副作用も出難い。
…デュピクセント使用者は7割近くが男性との事で、デメリットも表面化し難くなっている可能性は有るか。
・アトピー皮膚炎とステロイド依存性皮膚症