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桜満開の信州へ〜青春18きっぷin2023春〜

さて、今年の春は青春18きっぷで旅行しよう。思い立ったら即行動する主義の我々は金券ショップを手当たり次第に物色しに行きました。

我々は青春18きっぷ2日分を手に入れるべく、あちこち探し回りました。

池袋では7,500円。もう少し探すべく、横浜に移動してきました。
横浜では7,300円。在庫はまだありそうでした。

7,300円で手に入れた青春18きっぷ。

さあ出発です。と行きたいところですが、行き先をまだ決めていません。
ここで登場するのがお得意のサイコロ。ざっくり6個候補地をあげてあとはサイコロで決めます。

1 松本(長野県)
2 水郡線(水戸~郡山)に乗る
3 土合駅(群馬県みなかみ町)
4 静岡(静岡県)
5 鹿島(千葉県)
6 房総半島(千葉県)

1が出ました。サイコロの指示には絶対服従ですので、今回は松本方面へ、中央本線を西進します。
もちろん1回しか振っていません。

途中、四方津駅にて特急列車の通過待ち。特急列車が数分ほど遅れていたため、途中下車の時間をやや長めに確保できました。四方津駅は以前訪れた時から大きく変わり、駅舎が立て替えられたり、目の前の細長くガラス張りの筒へ続く歩道橋にエレベーターが設置されたりしていました。

新しくなった四方津駅前。やや雨が降る。(山梨県上野原市)

中央本線をさらに進みます。勝沼ぶどう郷駅につくと、進行方向左側に桜並木が広がっていました。その様子がこの記事冒頭のサムネイルです。

甲府駅では、乗り換え時間およそ40分ほどを利用し、駅周辺をぶらぶらしました。

甲府城からみた甲府市街地。

甲府駅をはさんで甲府城と反対側に、「甲府市藤村記念館」があります。これは、明治8年、松本にある旧開智学校より1年早く開校した小学校で、現在は国の重要文化財に指定されています。

甲府市藤村記念館(山梨県甲府市)

武田信玄の銅像を横目に、「はて、お昼ご飯はどうすんだ」と思い、信玄餅を購入し、ボックスシートのある車両がきたときには空いた車内で食べようかと思っていました。が、大失敗、オールロングシートの車両がきてしまいました。結局車内では食べられず、松本駅まで手に持ったままでした。

甲府駅から電車に揺られて2時間弱、ついに松本駅に到着。私が松本に来たのは1年数か月ぶりです。前回は特急列車で来て、このまま長野駅に向かいました。そのときのことは過去記事に書いていますので、ぜひご覧ください。

例の信玄餅ですが、松本駅に着いたとはいえ、食べる場所はありません。仕方ない、ホームで食べよう、ということで封を開けました。
しかし、ご察しの通り、風が強く、またきな粉であふれかえっていますので、食べるのは至難の業です。なんとか膝の上にもらってきたレジ袋をひろげ、こぼれるきな粉を受け止めようとしました。
多少はこぼしてしまいましたが、まあまあうまくいきました。及第点。

きな粉まみれの信玄餅の悪戦苦闘。

一つひとつが小さいので、またお腹が空かないこともあり、数個ささっとたべ、今日の目的地を目指すべく、大糸線の発着するホームへ移動。松本からは30分ほどで穂高駅に到着します。
ここから「大王わさび農場」に行くのですが、距離にしておよそ2.5km。歩くには遠いので、穂高駅に到着した時点で、タクシーを電話で呼びました。
道中、タクシーの運転手さんは「駅と農場、これで3往復目だ。特に外国人が多い」と仰っていました。タクシー5台をお願いされた電話も受けたといいます。わさび農場までの料金は1,340円でした。

大王わさび農場の入場料はもちろん無料。気軽に中を散歩できます。

「大王わさび農場」の入り口。

わさび田は広いものや小さいものなど、いくつもあり、旬などは特にないため、かわるがわる栽培しているそうです。そのなかでも景気よく育っていたわさび田の横には桜が満開を迎えていて、緑とピンク、さらには空の青とのコントラストが素晴らしかったです。

わさび田。奥にも手前にもずーっと広がっています。
こちらのわさびはあまり成長していない。

結局お土産には、瓶詰のわさびタルタルソース、わさび漬け、わさびのり、それに生わさびを購入しました。

わさびソフトクリームなどはありましたが、意外にもあまり見たいところははやめに見終わり、穂高駅から発車する、乗る予定の列車の時刻まで30分強。2.5kmあります。またタクシーを呼ぶことも頭をよぎりましたが、これは徒歩でもいけると判断し、がんばって歩くことにしました。
歩いていると、悲しいことに、駅前にレンタサイクル屋さんを発見。電動アシスト自転車でも1時間300円。これを2時間借りれば、片道のタクシー代よりはるかに安く、また帰りももう少し楽に帰れたはずです。最終的な行先は電車に乗っているときに決めましたので、下調べの時間なんてありませんでした。残念ではありますが、まあ良いとしましょう。
あとは帰るだけです。


こちらが今回の旅程です。計画を立てる際、我々はExcelを使い、このような行程表を作成しています。

普段使っている行程表。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。それでは。

〈執筆:R〉

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