カラダと相談しながら
2/12に初めてのトレランでハーフマラソンしてから、もうすぐ1か月が経とうとしている。
森林のトレイルコースを駆け回りながら、レースで出会ったランナーとのやりとりなど、楽しかった時間を思い出しては、子供のような無邪気な心を取り戻せた感覚が恋しくてたまらない。レース前は、走る練習を優先することで、マウンテンバイクや水泳やハイキングなどの他の活動が思うようにできていないことに悶々としていたのに。レース後は、トレランだったらもっともっとゆるく走っていきたい!と走る意欲がみなぎっていた。
ところが・・・。
レース後に筋肉痛が収まってからも、右膝裏側の痛みが消えない。人生で膝が痛くなったのなんて初めてだ。正座のように深く足を折りたたむときに痛むのと、前屈のようにハムストリングを伸ばすような動きをしようとすると膝周り、特に膝裏から膝横の筋が痛くてできない。なんとか自分で思いつく限り、ストレッチしてみたり、固くなってそうな筋肉をほぐしたり、フォームローラーを使ってみたりしているが、なかなか痛みが取れない。
1週間ほど経って、恐る恐る3キロくらい走ってみると、走りだしは少し痛い気もするけど、意外と走っている間は気にならない。でも問題を解決しないまま、負担をかけ続けて悪化しても良くないよなあ。次の週末には10キロ走れたので、少し安心した。だけど、痛む場所が日ごとに変わってきているような気もして、何が問題でどこを伸ばせばいいのかがピンポイントでわからない。悪化してはいないが、快方に向かっている気もしない。これではまずい。
それで、2日前に日本人のカイロプラクターの先生に診てもらいに行ってきた。そこでは、少し前にぎっくり腰を再発して痛めた、左側の仙骨のあたりが少し固まっており、骨盤が微妙に左上がりに傾いているとのこと。左骨盤が上に傾いて、左足が右足よりも短いような姿勢で運動しているため、右足に頼って右足を酷使しているのではないか?とのことだった。自分では全く自覚がないけれど、やっぱり体の使い方にクセとかあるんだろうな。
まずは、電動でくの時に曲がったり伸びたりするテーブルの上にうつ伏せになり、腰を伸ばしていく。ストレッチをしてもらって足の長さが均等に整ったところで、うつ伏せになった私のふくらはぎの上の方に、先生が指をグッと当てながら、痛みのある右膝を伸ばしたり曲げたりしながら、いろいろな方向へ伸ばしていく。施術してもらったあとは、左仙骨あたりと右腿とひざが少しポカポカと心地よい疲労感に包まれていた。1度では良くならないと思うから少し様子をみて、まだ痛かったらまた来てください、と言われた。
ぎっくり腰のときは、1回の施術で劇的に楽になったのだけど、今回はまだ痛みがあって、2日たった今日も足を伸ばすと痛むので、歩くのも不自然なままだ。ストレッチがしたいのに、膝周りが痛むので右側がなかなか伸ばせない。時間をかけて伸ばすと、今度は元に戻すのが痛い。どうしたものか・・・。
せっかく走りたい意欲いっぱいになったのに。今は足に負担のかかりにくい水泳をもっとやれということなのか・・・。水泳は、始めたころは週に3,4回は泳いでいたのに、最近は週1くらいになってたからなあ。
ただ、次のお楽しみに、4月頭に予定されているトレランレースにもう申し込んでしまった。距離は10キロからあるんだけど、10キロの次は25キロ。どちらにしようか、膝の調子のことも考えて悩んだんだけど、結果、思い切って25キロで申し込んでしまった(笑)。せっかくのトレランなのに、1時間ちょいでさっと走って終わってしまうなんてもったいないという気持ちが出てしまった。せっかくお金払って、家から2時間の普段行かないようなトレイルに行くんだし。それなら、歩いたり走ったり、写真撮りながら3時間くらいかけてめいいっぱい楽しんだ方がいいかな、と思った。
さてさて、膝の調子もどうなるかわからないし、練習も調子を見ながら状態が悪化しないように気を付けないといけないし、どうなるのだろう?前回の経験から、トレランは走ったり、歩いたり、それぞれが思うように自由にレース参加している風なのがわかったので、とりあえず元気にゴールできるだけの体力があればそれで良しとしよう。それまでに、少しでも膝の調子が良くなるようにケアしていこう。
毎日どんな調子か気をつけて、曲げたり伸ばしたり、ほぐしたり、ストレッチして、丁寧に膝のようすを見ていこうと思う。楽しいことができるのも、カラダあってのことだから、カラダと相談しながらやっていくことにする。