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寝る前の読書

毎日寝る前に本を読む。

眠くなるように心地の良い本を読むようにしている。

今は、ブルース・チャトウィンの『どうして僕はこんなところに』を読んでいる。

その前はニコラス・シェイクスピアの『ブルース・チャトウィン』、そしてその前は、ブルース・チャトウィン『ソングライン』を読んだ。


多くの旅暮らしをしてきたブルースの情景や心情の描写力には驚かされる。

的確で洞察力があり、その表現力もとても優れている。

素晴らしい人だとため息が出る。


天才にはどうしても早世してしまう宿命があるのだろう。

彼も若く亡くなってしまった。


また世間一般の常識に囚われないで生きていくことができる意思の強さや、誠実に生きたいと願う気持ちに心打たれる。


どうしても人と同じようには流されては生きてはいけないものがあったのだろう。


生きづらいのであろうけれども、人とは違う生き方をする人に心惹かれる。

自分もそのように生きたいと思っているからだろう。


ブルース・チャトウィンは本当にお互いに理解できる相手に対しては、程よい距離感を持っていたように感じる。

人間同士の関りには、このほどよい距離感と、相手を尊重する気持ちと、そしてお互いに精神的に自立していることが必要なのだろう。

一人でも大丈夫だけれど、まぁあなたとなら一緒にいてもいいね、というくらいのものかしら。

人のことなんて一面くらいしか分からないから。

期待せず、自分を大切にしていくしかないのよね。


まだ、あと半分残っているので、ゆっくりと読んでいきます。

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