30代でメンタル疾患と診断された日
つむぎ|紡希です◡̈
今日は、私がメンタル疾患を発症した経緯について綴りたいと思います。
●診断名は?
医師から受けた診断は、
『適応障害』、『抑うつ状態』でした。
メンタル疾患は、ひと昔前よりは一般的に身近になったと感じていますが、
皆さんは、うつや適応障害などの言葉をどこかで耳にしたことはあるでしょうか?
【適応障害とは】
診断名を耳にした瞬間、
ー あぁ、私は病気だったんだ … ー
毎日の自分自身の不調と何ともいえない特有の感覚たちが【病気が原因】とわかった。
ただそれだけでも、救いでした。
当時はすでに感情に乏しかったのですが、
スローモーションで、ゆっくりとじんわりと、『涙が出そうになる程ホッとした感覚』を味わいました。
かれこれ既に2年以上前の出来事ですが、
今でも鮮明に覚えています。
●発症するまで、どんな生活だった?
発症した年は、看護師1年目。
29歳のときに大学受験を決意し、30歳で大学受験。そしてなんとか入学→卒業。
第一志望の病院に運良く就職することができ、忙しいといわれる診療科に配属。
学生だった間、働き足りなかった分を埋めるようにエンジン全開…!
そして、看護師1年目に訪れるリアリティショック。前残業と残業の日々と夜勤明けの命削っている感、帰宅しても眠れずまた夜勤へ。
そんな毎日に追いつきたくても追いつけない30代の体力、、、
◆気がつけば、下記の症状が出ていました。
【睡眠がうまくとれない】
寝付きも悪ければ、心配や不安から途中で起きてしまう。そのまま朝まで眠れない。
【吐き気】
朝起きたときのムカムカからら始まり、仕事中もなんとなくずっと吐き気がある。
調子が悪い時は1日に数回吐いていたし、胃酸ですっかり喉もやられ、常に酸っぱいかんじ。
【食欲がない】
仕事中の休憩がしっかり取れなかったため食事量そのものが減ることから始まり、
最終的にはゼリー飲料をひと口だけで受け付けない状態に。
【頭痛】
もともと偏頭痛もちでしたが、
週3〜5日は鎮痛剤飲んで仕事をしていました。
これが休職する2ヶ月ほど前のことです。
異変を先輩が察知してくれて、
相談後に上司に報告し、1週間のお休み。
逆流性食道炎の診断を受けたほか、不眠対策に睡眠薬を別のクリニックでも処方してもらいました。
この頃は、上司も私も『逆流性食道炎』と夜勤などの自律神経の乱れから来ている体調不良だと思っていたのです。
そして、また普通に働き始める日々。
症状が再燃しても、休んで迷惑をかけた罪悪感から誰にも言えずにいて、
頭痛、眩暈、吐き気や嘔吐、食欲低下、不眠、頭がはたらかない(ボーッとする)などが当たり前に出ているようになりました。
次第に、ミスも増えて、上司に報告することが増えました。
声が大きい上司だったので、公開処刑になった気分になってしまい、帰宅後しばらく何も手につかないくらい落ち込んでいました。
そして患者さんへの申し訳なさや職場に居場所がないように感じはじめます。
最も辛かったことは、
配属先の特徴としてコミュニケーション手段が限られる患者さんが多かったのですが、
それを上手く汲み取ることができない自分の不甲斐なさ。今までの社会人経験が何の役にも立っていない感じがして、自分の人生って何だったんだろう。
患者さんのために何かできる人間ではないとわかっていながらも、微塵もサポートできていない事が辛くて仕方なかったです。
以上が、私の発症経緯です。
(実はこの後にも続きがあります、、)
誰しもが環境変化によって大きいストレスがかかります。
ただし、症状が出た場合…
不定愁訴だと
渦中の本人は病的なものだと気がつけない場合があります。
そのため、
身近な家族や友人、職場の方々、専門職をはじめとした第三者の目は非常に大切な視点です。
私の経験が誰かのためになれば幸いです𖤣𖥧𖥣𖡡𖥧𖤣