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HSPの私が鬱になって早期復活した話[5]~投薬と休職期間の相談、家族への報告

前回の続きです。

10. 投薬と休職期間の相談

診断を受けた後、私にあった薬をいくつか説明してもらいました。
なんとなく薬は怖いイメージがあること、できれば漢方薬からはじめてみたいとを先生に伝えました。
すると
「うちでは漢方薬の処方はしていないんです(漢方薬での症状の緩和はあまり期待されていないことから)。もちごめりさんは症状はまだ重くないので、効用や副作用が心配であれば、ほんの少量から始めてみましょうか。」と言ってくださいました。

処方されたのは「サインバルタ」という薬。
主に「気力がわかない。気持ちの落ち込み」という症状を緩和することを目的としていて、私にはあっているようでした。
一般の処方量の約半分の量。まずは次回の診察まで1週間継続して、飲むことにしました。

「診断書の休職期間に関してですが、まずは約1か月先の分まで書いておきますね。期間が終了するまでに何度か診察するので、随時更新していきましょう。」

会計を済ませ、診断書を受け取り、病院を後にしました。
「これでちゃんと休める。。仕事を休める。。やっと。やっと。。」
そんな気持ちでした。

うつ症状を引きずったまま、気力で継続してきた仕事でしたが、PCに向かうも頭痛がひどく、何度となく涙があふれ、本当に辛かった。。
業務に集中できず、ミスも連発。
ちょうどコロナで在宅勤務中だったのがせめてもの救いだったけれど、それでも毎日毎日本当に辛かった。

11. 家族への報告

病院の近くまで車で送り迎えしてくれた主人にまず報告。
「鬱やって。まずは来月末まで休職。」

「えー。。まじかー。。もうなんもせんでいいわー。。」
旦那はそう言うけど、きっと家事子育ては通常ルーティーンなんやろうなと思いつつ、やっときちんとした病名がついて、それを主人に報告できて本当に安堵しました。

とういうのも、「鬱かもしれん、病院にいかねば」という流れになる前、主人の態度は本当に冷たく。
鬱民あるあるだと思うのですが、「だらだらしていて鬱々していてウザいやつ」という目で見られていたのです。
また、主人は(また今度書きたいのですが)ADHD気質で、人の気持ちに寄り添うことがとても苦手。特に、「自分が未経験の分野に関して想像する」ことや、「違う立場や意見の人の気持ちを配慮する」ことができないのです。
そういう人と鬱はすごく相性が悪い。。

そんな主人に「死にたい」と打ち明けた時、ようやく「それって鬱じゃないの?」という理解に至ったのでした。
はっきりと「病気」だと診断が下ったことは、今後の主人との関係にもかかわる重要事項だったのです。
案の定、「病気」だと理解した後は、私の行動(落ち込み、突然泣く、行動判断ができない)を多少考慮し、サポートをしてくれるようになりました。

主人には打ち明けたものの、子供二人には黙っておくことに。
「精神疾患」だということはできるだけほかの人に知られたくは無かったし、子供達には特に余計な心配をかけたくなかったのです。
もともと在宅勤務だったことで、「仕事をしているかどうか」は子供にはわからなかったことも幸いし、寛解した今も、過去私が鬱を患っていた事はまだ知らずに済んでいます。

つづきます。




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