正真正銘、君だけは幸せであるように。
今思い返してみれば、私は人様の人生に半ば強引に足を踏み入れていただけなのかもしれない。
なんの前触れもなく、突拍子もなく、ある日 突然に。私は基くんの人生の一部分に足を踏み入れてしまった。
ろくに靴も揃えず、小さな子供みたいにそこらへんに脱ぎ散らかして。
「お邪魔します」の一言さえ、きっとまともに言わなかったな。
だから思うんです。
沢山のものを背負いながらこの決断をした基くんに「ジャニーズを辞めないで」なんて言う資格が私にはないのではないかということ。
変なことを言っ