認知症予防と運動効果

認知症の初期症状には、記憶力の低下、思考や判断力の低下、物忘れ、言葉の取り出しの困難、集中力の低下などがあげられる。症状は進行するにつれて重篤化し、日常生活に支障をきたしてくる。認知症にはなりたくない。

定期的な運動は、認知症予防になるらしい。

身体運動が認知症のリスクを軽減し、高齢者の認知機能を改善するのにプラスの影響を与える可能性があることが言われており、定期的な身体運動は、脳の健康に、次のような利点をもたらすと言われている。

  • 血流と血管の健康状態の改善:
    運動は心臓血管の健康状態を促進し、脳への血流を増加させ、最適な脳機能に必要な酸素と栄養素の供給に役立つ。

  • 危険因子の軽減:
    運動は、高血圧、肥満、糖尿病、高コレステロールなど、認知症に関連する危険因子の管理と軽減に役立つ。これらの状態を制御せずに放置すると、認知機能の低下につながる可能性がある。

  •  神経可塑性の強化:
    運動は、特に記憶と学習を担う脳の領域におけるニューロンの成長と接続を促進することが示されている。これにより、神経可塑性、つまり適応して新しい接続を形成する脳の能力が強化される。

  •  炎症と酸化ストレスの軽減:
    定期的な運動には抗炎症効果があり、認知症の発症や認知機能低下に関与する酸化ストレスを軽減できる。

  • 気分と精神的健康の改善:
    身体活動は、気分の改善、ストレスの軽減、精神的健康の向上に関連している。うつ病や不安は認知機能低下の危険因子として知られており、運動はこれらの症状を軽減するのに役立つ。

身体運動は認知症のリスクを軽減し、認知機能を改善するのに有益な効果がある可能性があるが、予防策や治療法を保証するものではない。健康的な食事、社会的関与、認知刺激などの他のライフスタイル要因も、脳の健康を維持する上で重要な役割を果たす。

ジョギングをしていると、脳が徐々に働いてくるような感じがする。認知症になって周囲に迷惑をかけるのも嫌だし、自分がそういう状態になるのも嫌だから、運動は続けていこうとおもう。


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