最近読んだ本の話 vol.89
「最近読んだ本の話」の第89弾です。雪が降って寒い日が続いていましたが、今日は青空が見えています。今週は最近読んだ本を3冊ご紹介します。
1、寺地 はるな『川のほとりに立つ者は』
主人公の清瀬は、恋人の松木が怪我をして意識不明になり、一緒にいた親友と何があったのか知ろうとして、松木の部屋でノートを見つけます。清瀬は松木が隠していたことを知っていくのですが、自分がわかっていたことなんてわずかなことなんだと思い知ったり、職場のカフェでのスタッフとの関わり方や親友との関係など、清瀬が直面していることを自分だったらどういう行動を取るだろうか?と、真剣に考えながら読みました。
2、青柳 碧人『ナゾトキ・ジパング』
主人公の秀次は、留年が決まり2回目の3年生になります。大学の男子寮「獅子辰寮」の代表になった秀次の新しいルームメイトは、アメリカから来た留学生のケビンでした。ケビンは日本が大好きで日本語もペラペラなので、秀次が困ることはなくひと安心。ケビンが来てから大学周辺で事件が立て続けに起こり、ケビンは名推理で大活躍します。秀次とケビンがいつの間にか仲良くなっていてほほ笑ましいです。この本を読んでいたら久しぶりに京都に行きたくなりました。
3、柞刈 湯葉『まず牛を球とします。』
タイトルからして気になっていた作品です。小気味よくて痛快!面白かったです。この著者はめっちゃ面白い人だ。今後も作品を読んでいきたいです。ぜひ曲の歌詞を書いてほしい。絶対いい曲ができると思うなあ!
あっという間に1月ももう終わりです。本格的に寒くなってきました。外に出かけずに家でぬくぬくいられたらなあ!最後までお読みくださってありがとうございました。
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