最近読んだ本の話 vol.99
「最近読んだ本の話」の第99弾です。もう5月です。GWもあと2日で終わり。もっと続いてほしかった!最近読んだ本を3冊ご紹介します。
1、三浦 しをん『好きになってしまいました。』
面白いです!私はなぜ今まで三浦しをんさんのエッセイを読まずに生きてきたんだろうか?2012年から2022年の間にいろんな雑誌や新聞で書いたエッセイが収録されています。私とは好みのものは違うのに思考が似ていて同じ種類な感じがします。本と漫画と音楽と植物が好きなところは共通している。楽しい人だなあ!
2、住野 よる『恋とそれとあと全部』
高校時代の恋かあ、好きだった子が友達の彼氏になったんだよなあ、そんな思い出を振り払いつつこの物語を読み始めたわけですが、人の気持ちや行動や何やらをここまで書けるのは本当にすごい。主人公のサブレとめえめえがお互いの悪いところを言い合う場面をハラハラしながら読んでいたら、2人は相手にそう思われていたのか!とショックを受けながらもその後お互いの理解を深め合います。不十分であり未完成であっても、お互いの悪いところを知っていても、それでも一緒にいたい気持ち、そういうのいいなあ!
3、村山 早紀『不思議カフェ NEKOMIMI』
魔法はこの世界に存在すると思いますか?私は存在するかもしれないと思っています。説明がつかないことってあると思います。もし私が主人公の律子さんみたいに魔法が使えるようになったら…と考えると楽しいです。何か料理を作ろうと思えば材料や道具が瞬時に目の前に現れて、こういう服を着たいとスケッチブックに絵を描いたら、その通りの素敵な服を身につけられるのっていいなあ。だけどこの本の中に登場する律子さんも魔神も女神さまもみんな、戦争が止められないことを憂いています。1人でも多くの人を助けられたら…という作者の強い想いを感じます。
気にせずに人と会って一緒にごはんが食べられるようになって、いろんなイベントも再開されて、楽しいことが増えました。その分読書の時間が減って1冊がなかなか読み終わりません。そろそろ何とかしなくては!最後までお読みくださってありがとうございました。
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