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【障害者雇用②】特例子会社の新しい挑戦「ドコモ・プラスハーティ」~携わることで見えてきたこと〜
■最初に
こんにちは!サイボウズのもっちーです😊
ドコモグループの特例子会社「ドコモ・プラスハーティ」
前回は、活動内容についてお伝えしました
今回は、岡本さんがどのように特例子会社に携わるようになったのか、きっっかけと実際に見えてきたことについてのお話しです。
▼以前の記事
①活動内容について
〜ドコモ・プラスハーティ〜
Webサイト:http://www.docomo-plushearty.com/
■携わることで見えてきたこと
〇岡本さんのキャリア
岡本さんがどういう経緯で、特例子会社のお仕事に就いたのか聞いてみました。
もともと、ドコモグループに派遣社員として入社しました。
その後、グループの社員化を進めていて、社員になったので、
特にやりたいことがあったわけではないんです。
今は、特例子会社の仕事をしていますが、1冊の本がきっかけです。
「日本で一番大切にしたい会社」っていう本です。
なにこれって、知的障害者の人も働くんだ。
もし自分に障害のある子がいたらどうするのかなと思ったら、もういてもたってもいられなくなって。
自分が安心して働ける会社を作るか。
どういうところだったら安心して行かせたいって思うんだろうなぁと、
生まれて初めて何かをやりたいって思えたんです。
そして、同時期にプライベートでやりたいなと思い始めたのは米作りだったんです。
この時期に考えた、障害者雇用に携わることと、お米作りがのちにつながってきます。
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〇仕事にアサインされたのは米作り
そして、米作りをやっていたから、
この仕事にアサインされたっていうのがあるんです。と、岡本さん。
当時、人材派遣の事業部にいたんです。
たまたま部下がダイバーシティみたいなものの走りで、
女性活躍の推進リーダーをやっていました。
そこで、「ワークライフバランス」の記事作りたいから課長書いてくださいよって言われたんです。
なので、米作りのことに触れつつ、
将来のキャリアについても書いてくださいって言われ、
やりたいと感じていた障害者雇用のことを書きました。
当時、ドコモサービスっていう会社にいましたが、
ちょうど障害者専門の部署を立ち上げなきゃという話をしていた時で・・・
誰にやってもらうといいのか、社内で話が持ち上がった時に、
人事の人たちがその記事見たわけですよね。
そこで、岡本さんに管理者としてお話が入りました。
巡り巡って、一つのところに誘導されてった感じがします。
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〇日本理化学工業(日本で1番大切にしたい会社)
「日本で一番大切にしたい会社」っていう本には、以前紹介した、日本理化学工業さんが一番最初に書かれています。
私も見学に行ってお話を聞いて感動したんですよ。というと、
自分でもびっくりしました。
僕、泣きながらあれ読んでいたんですよ。
というお話が。
あの当時は養護学校の先生が頭下げて、
なんとか実習させてくれみたいなことを言っていたり、
「なんかたまたま障害のある人が周りにいる人たちだけ頑張ってる」
っておかしいと思って読んでいました。
〇実際に携わることで見えてきた景色
障害者雇用に携わることになって、私自身が1番変わったと思います。
本当に会社とか組織って、社風なのかもしれないけど、
一定の「べき論」でみんな動いてるんですよ、
不文律の中でそういったものからはみ出していく人たちと一緒にいるとですね。
変わらざるを得ないというか、
今まで無理してでもそこに合わせながら生きていこうとしてるんだなっていうのはよく見えてきました。
そこから、上司って何だろう?とか、
自分の役割で動いているはずなのに、
なんか人格と一体化しているような感じになってきている自分に、
ふと気づいたり、
そうするとだんだん自分が自然体になって、
そのままで会社でも仕事したいなって思えるようになってきました。
結局それって、心理的安全性ですよね。
最初は、重度の知的障害者を専門でやろうと思っていたんです。
けど、いや待てよ、
心理的安全性を確保された職場がどんどん広がっていくと、
多分IT系の会社って手帳持ってないけど、
発達系の人むっちゃ多いよなと、
他の障害についても思うようになりました。
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〇メンタルダウンと考え方を変える
結構メンタルダウン減らないんですよ。
予防するためにはどうしたらいいのかなって、
考えた時に、メンタルのケアみたいなところって重要だよねって思います。
何を考えて仕事してるのかっていうと、三角形で考えてって言っているのですが、
一番下が、自己肯定感で、多分生きていくこと、会社で言うと職業生活を支える土台になっている。ここが安定しているから、
二番目に、職業的な業務スキルみたいなものが乗っかってきて、この業務スキルが真ん中で、
一番の上には、その業界でのルールであったり、
社会でのスキルみたいな構造にしていかないと安定しないというのは、
わかりました。
でもね、通常だと真ん中以降からを大事に考えられるでしょ。
業務スキル以上だと、知的障害のある人を見ていると、
ダメだと思っていて、
1番最初にやるのは、存在の肯定みたいなのを、
常に提供し続けることが必要だなっていうのは見えてきました。
ここに対するアプローチっていうのは、
会社で言うと、カウンセリング的なアプローチになる。
それが安定してきて、初めて業務スキルがはいってくると、
そこからティーチングやコーチングのアプローチになっていくので、
最後のルールみたいなのって、実は最低限でいいよなって思っているんです。
■最後に
最後までありがとうございました!
お話しを聞いた岡本さんは、色んな角度から働くことや、働く環境を考えている方で、お話しがとても面白いのですが、
必要な三角形の土台が「自己肯定感」これって、メンタル系の方はもちろん、障害当事者ももちろんですが、私もそうだと嬉しく働けるなと感じました。
障害者雇用のお話しをしていると、マイノリティのことを考えた行動や、ツールが、社会のマジョリティの生活もよりよくしていくのをよく見聞きします。
次回は、ドコモグループの障害者雇用の新たな挑戦についてお伝えします
次回も見てもらえると嬉しいです😊