【障害者雇用】カンブリア宮殿出演「日本理化学工業」へ行ってきた④~大山社長のお話 後編~
■最初に
こんにちは!サイボウズのもっちーです😊
今回は、「日本理化学工業さま」の大山社長のお話後編です。
障害を持っている方と一緒に働くこと、プロフェッショナルに働く障害者さんを感じていただければと思います。
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■質問タイム
社員の約束事
他の見学者さんからこんな質問がありました。
会社以外の生活面のトラブルはあるのか?
生活にかかわることはないが、親との連携はしているとお答えいただきました。そして、支える場所が複数あること、居場所が会社以外にも沢山あること、家庭もすごく大きいということもお話くださいました。働くって大変ですよね、会社だけでなく、色んな居場所や関わりが生活の中では重要になりますね。
また、約束事が守れない。やってほしいことやることをきちんと理解してもらうこともしているそうで、社員の約束事がありました。
【社員の約束事】
①身の回りのことを自分でする。
②意思表示ができるか(わからないことをわからないと言えることが大事)行動を見て本当に理解しているか
③給料もらって働く責任
④周りに迷惑をかけない
全ての人へラクガキ文化を
現在、キットパスを主軸に製品がありますが、現場などお仕事で使うような限られた人向けではなく、すべての人を対象に
「全ての世代にラクガキ文化を」
の気持ちで、展開されています。
お絵かきやラクガキは、小さな子供の遊びのイメージが大きいけれど、書く楽しさはいくつになっても共通のもの。
そして、ラクガキって落書きと落とすものと書きますが、日本理化学工業では、ラクガキ=楽書き、と楽しんで書くものと位置付けているようです。
私たちにできること
私たちに出来ることってどんなことがありますか?
と質問しました。
チョークを検査するものを可視化してわかりやすくした結果、数字がわかるかどうかではなく、誰でも分かりやすく使いやすい検査ツールが出来たのですが、これは、数字が分からないと出来ない。
ではなくて、
チョークが良いのかどうかが分かればよいという発想
から生まれたものです。
なぜ発想を転換できたのか、そこには数字の理解や読み書きが苦手な人がいたからでした。
数字の理解や読み書きが苦手な人がいなかったらできなかったこと
と言います。
全員にとってわかりやすいものが作れて、検査のスピードもあがって
みんなが喜んでいます。
ユニバーサルデザインってそういうことで、インクルーシブな社会を創る
ことは、困っている人が、どんなことに不都合があるのか知ることから始まるとお答えいただきました。
そのために、
・自分事として考える
・知ること、関わること
がないと出来ないということですね。ユニバーサルデザインの考え方はとても大事。困りごとや大変なことは沢山あり、困っている人の困りごとから突破できる。そういう風に見方を変えることが出来るとより良い世の中になる。
とお話いただきました。
みんなでつながり出来る事
私たちに出来ることってどんなことがありますか?の続きです。
事業の目的は社会で障害者といわれる人含めて、居場所がないと感じている人や、
輝けていない人達がもっと世の中で活躍してほしい
という思いがある。
個々で出来ることとしては、
・一緒にやってきたことを発信する
・きちんと知ってもらうこと
発信は外じゃなくて、身近な人でも会社の人でも良いですよね。
そして、
・つながってやっていくと良さそう
・仲間とつながって行く
と、私たちのように見学に来てくれた人とのつながりも大事にしているそうです。
まだ形になっていないですが、つながってやっていけそうなこととしては、
「障害を持った社員の離職率が高い」という社会の課題を考え、
日本理化学工業の長年の経験が、活かせることがあるのではないかという思いがあるそうです。
例えばでお話してくれたのですが、半年や1年ビジネスとして働くを知ってもらう経験をしてもらうこと。
働く経験というのは、日本理化学工業さんがずっと続けていることなので、つながるともっと可能性が広がりそうだなと感じました。
■お話を終えて
大山社長の人柄がとても感じられます。
話を理解してもらえないのは伝える側の伝え方に問題がある。
見学者全員の心に刺さりました。
社員をリスペクトしている様子が、話すこと1つ1つから感じられました!
困っていることを解決した結果、みんなが便利になっていて、そんな世の中がいいよね!と、そこを強く望まれているのですね。
■最後に
サイボウズでは、「チームワークあふれる社会を創る」を企業理念としています。日本理化学工業さんはとてもチームワークあふれる会社さんでした。
その根本に、大山社長さんのつながりを大事にされている姿勢があるからではないかと感じました。
みんなでつながっていけると良いですね!
私にもお気軽にTwitterやnoteでつながってくれると嬉しいです!
念願かなって見学に行けた、日本理化学工業さまへ行ってきたレポートは今回で終了予定です!
note書いている間もとても幸せな時間でした!
最後までありがとうございました!