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【多様な働き方①】人に寄り添い働き方を生み出す「NIMO ALCAMO」~多様な働き方の実現~
■最初に
あけましておめでとうございます!
サイボウズのもっちーです😊
新年最初のシリーズは、働き方についてです。
大阪にあるNIMOALCAMOさんにお話しを聞いてきました!
NIMOALCAMOさんは、今の制度では働きづらい人の働くの形を作っていて、
私はとても勉強になりました!
〜NIMO ALCAMO〜
Webサイト:https://nimoalcamo.com/
note:https://note.com/nimoalcamo1111/
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■多様な働き方を実現する
〇NIMOALCAMO
ニモアルカモ(NIMO ALCAMO)さんは、
既存の制度やルールの中で生きづらさや働きづらさを感じる人々が、
自分らしく活躍できる新しい働き方を提案しています。
就労支援に関する講演やワークショップの開催、
カウンセリングやプログラムの開発・運営をしています。
社会のルールに合わせるのではなく、
個々の特性や状況に応じた柔軟な働き方を提供することを目指して、
多様な働き方をつくっています。
今回はNIMO ALCAMOのプッシュさんにお話を聞いてきました。
〇多様な働き方を実現する新しい仕事の形
「働き方にもグラデーションがあるといい」
プッシュさんはいいます。
いろんな働き方を世の中に作った方がいいぞ。
という思いがあって、
仕事づくりをしていこうと思っていて、
最初は、カレー屋があって、仕事の体験などを受け入れやすい形にしていました。
その中で、すごくいろんな人と出会うんです。
仕事を辞めている、働きづらいと言っても本当に様々です。
例えば、体調を崩してやめざるを得なくなった人でも、
接客は完璧な人もいて、
でも、体調が安定しない日がたまにある。
だから、シフトに穴を開けてしまう可能性がある。
シフトで仕事していたから、
それがどれだけ迷惑をかけることかわかっている。
だから、体調が安定するまでは働けないんです。
という人もいます。
1 ヶ月のうち、2日くらい体調の波があって出社できなくても、
他の日は完璧な接客ができるのに、
今のルールだと働けなくなることに気づきました。
そんな中、Uber eats みたいな
シフトのない仕事を作ったら体調に波がある人でも、
今日働こうと思ったらアプリ立ち仕事を始めて、
終わろうと思ったら仕事が終われるんです。
実際にあれで働けるようになった人はいるし、すごいなと思ったんですよ。
でも、結構な肉体労働だから、
働く人が限られているということもあるので、
Uber eats みたいなシフトや働く時間の制限がない仕事を作ったら、
この人たちは働けた。
世の中にもっとそういう選択肢を作っていきたい。
そういう気持ちになりました。
そこで、納品できる仕事なら、働く時間に縛られずに、
いつでも働くような仕事が生みだせるのではないかと思いました。
納品するものがあって、締め切りがあって、
その締め切りまでの間に仕上げるようなもので、
比較的仕事のハードルが低いものを考えていて、
製造業の仕事を作りたいと思ったんです。
そこで
シフトフリーで 24 時間、いつきても働けるという仕事を始めたんです。
実際 1 年経つんですけど、
いつまでもこれを何個作ってください。
っていう、オーダーを出して、
その締め切りまでに登録している人が勝手に来て、
鍵もスマホで開けられるようにしていて、
時々出来上がった商品が積んであったりして、それが納品物になるんです。
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〇就労支援から仕事創出へ
プッシュさんは、就労支援のお仕事をされていたそうです。
就労支援って結構無理なところもあるなと感じているといいます。
社会に適用できる人は働けるけれど、そうじゃない人は働けない。
働けないままなんです。
だって、本人に支援をして働けるように、
今の社会にフィットできるように支援するっていう形になるので。
でも、それで就労できる人もいますし、必要なことだと思います。
だた、そのノウハウは十分たまって、十分広まってもいるので、
そのやり方で働ける人ではなく、
このやり方では無理な人がずっと無理なままではなく、
今無理な人でも、今のやり方以外で仕事ができるように、
自分は仕事づくりをして、働きづらさを抱えている人の選択肢を増やせたらと思ったんです。
本人支援から仕事作り、仕事作り支援になっていった感じです。
例えば、今その就労支援でも働けていない人の中には、
そもそもシフトの働き方が合わないとか、そういう人もいます。
で、その人に対して、
シフトに慣れようっていうのもちょっと無理があるかし、
そこを無理に合わせるように、体調を万全に整えられる能力とか、
体調の治療をやっていきましょうみたいなことって、
すごく時間のかかることだから、
そもそも、シフトって本当に必要なんでしたっけ?
ってところから考えるようにして、
シフトのない仕事を作るという方が、波があっても働けるよね。
みたいな。なんかそういう職種を作った方がよいような気がしています。
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〇時間に縛られないチャイ屋さん〜柔軟な働き方の実現〜
試行錯誤しながら、
24時間いつ働いてもよい、チャイ屋さんを運営しています。
チャイのギフトを作るという納品するお仕事です。
そうして、チャイ屋さんができたことで、シフトなしでも回るんですね。
みたいな形で、やっと伝わっていく。
でも、シフトなしっていうのは、ただ1つの手段でしかないから、
例えばシフトなくすっていうこともそうだし、
求人募集しても人が集まらないとか、
人が続かないという相談でも、
どこかのルールを変えることで、解決できることもあると思っています。
シフトフリーはあくまで1つの形であって、
解決策がどんなことになるかはわからないけれど、
働き方と人がマッチしていない時に、
仕事の方を分解していくことで解決できることもあります。
■最後に
最後までありがとうございました!
働き方にもグラデーションがあるといい
本当にそうですね。無理をして今ある形に合わせる働き方が主流ですし、
そうできる人はいいけれど、できる人ばかりではないですものね。
24時間シフトフリーの働き方もびっくりしました。
次回は、制度を超えた働き方についてです!
次回も見てもらえると嬉しいです😊