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【若者の働くを支える①】働きづらさを抱える若者の自立を目指して「育て上げネット」~若者と社会をつなげる~
■最初に
こんにちは!サイボウズのもっちーです😊
若者の働くを支えている「育て上げネット」さん。
取り組みもたくさんあるのですが、その中の1つ
「売らない珈琲屋さん」に行ってきました。
担当している宮内さんにお話を聞いてきました!
▼以前の記事
①若者と社会をつなげる
〜育て上げネット〜
Webサイト:https://www.sodateage.net/
Facebook:https://www.facebook.com/sodateage.net
X(Twitter):https://x.com/sodateagenet
売らない珈琲屋さん:https://fr.sodateage.net/coop/article/2197/
![](https://assets.st-note.com/img/1728014534-NgYZPGKbD5WwJrn4u3FXxhdi.png)
■売らない珈琲屋さん
〇育て上げネット
育て上げネットはすべての若者の自分に合った
「働く」と自分に合った「生き方」の実現を目指す認定NPO法人です。
働きたいと考えている。
働きたいと強く願っている。
でも、働けない時間が長くなればなるほど、
もう何をどこから始めていいのかわからなくなってしまう。
私たち、認定NPO法人育て上げネットは、
そんなあなたを支援する活動を行っています。
働きたい、働き続けたいという若者や
悩むわが子の力になりたいという保護者の想いに寄り添い
その想いをカタチにしていくための若者支援の専門集団、
それが、私たち、認定NPO法人育て上げネットです。
あなたの”いまを変えたい”の気持ちに
少しでも貢献したいと考えています。
![](https://assets.st-note.com/img/1728014817-JDbMFskn3xltOQyAULWEgGv0.jpg?width=1200)
○売らない珈琲屋さん〜若者が社会とつながる場所〜
今回は、育て上げネットでのユニークな取り組みである、
「売らない珈琲屋さん」に行ってきました。
売らない珈琲屋さんを担当している、
宮内さんにもお話しをたくさん聞いてきました。
「売らない珈琲屋さん」は若者がコーヒーを淹れ、
誰かにふるまう過程を通じて、さまざまな人と出会い、
人との関わりを経験できる場を提供しています。
若者が丁寧にドリップしたコーヒーを無料で提供し、
その過程でコミュニケーションスキルや、
社会的スキルを磨くことができるといいます。
この活動は、若者が社会に参加する第一歩として、
また自信を持って働くためのトレーニングの場となっています。
実際のカフェやイベントスペースを借りて活動を行い、
リアルな環境での経験を積むことができるんです。
ただし、「売らない」んです。
この取り組みは、特にひきこもりやニート状態にある若者にとって、
社会復帰のきっかけとなることを目指しています。
![](https://assets.st-note.com/img/1728014852-h53iN0jrHDdXCBpMFqegsfPY.jpg?width=1200)
○若者の声から「売らない珈琲屋さん」のはじまり
売らない珈琲屋さんについて宮内さんにお話しをお聞きしました。
本来、職員が一緒に物販活動をするというというのは、
昔からよくある手法なんです。
それを通じて、社会経験を積んでもらうのです。
珈琲を通じて、他者とのかかわりや、就労のイメージ、コミュニケーショをとるなどの就労の支援を行っている中で、
実際に珈琲を売ってみようかという話になった時に、
若者たちが不安を口にしたと言います。
自分が入れた珈琲で対価をえるのが不安。
お金をもらえるとは思えない。
お金もらわないんだったら、気楽に珈琲を淹れることができるけれど、
お店となったら、やっぱりちょっと難しいということを言われました。
そこで、ひきこもりだった若者が、珈琲を淹れる過程を学び、
就労に向けたステップを歩んでいるが、
自分が淹れた珈琲を売って対価を得ることが不安な若者にとって、
どんな社会参加があるのか考えます。
珈琲を淹れて、お客さまに楽しんでもらうことはできるが、
対価を得ることには不安がある。
そうなると、
その不安を乗り越えるためには、「売らない」ことが良いのではないか。
若者の声を聴き、
試行的に始めることになったのが、売らない珈琲屋さん。
売らないことで
いつもとは違う場所に出て、
さまざまなひととかかわれる機会を作り、
本人にとっていろんな経験できる機会になると思ったんです。
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○「売らない珈琲屋さん」の裏テーマ
若者の正直な気持ちを聴いた時に、
気持ちはわかるっていう思いはありました。と宮内さん。
そのことによって一歩踏み出せないんです。
って言われたときに、確かにそういう人たちはいる。
当然いるよなとも思いましたし、そういう人たちに対してちゃんと向き合ってなかったと感じました。
これはやるべきだなって考えました。
育て上げネットは、
目の前の1人の子がやりたいっていうものにアプローチしようっていう方針があるので、それがあるからこそ、スムーズにやれました。
僕の中での裏テーマとしては、
売らない珈琲屋さんをやって代表の知り合いも来てくれたり、
自分のつながりのある人たちにお声がけしたりしています。
裏テーマなんですけど、
居場所的な場にもしたいなと思っていたので、
ひきこもり状態の方とか、自助会の方々、
ホームレス支援されている方々にも声をかけて、
当事者の方に来てもらいたいなと思って始めたのもあります。
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■最後に
最後までありがとうございました。
目の前の1人の人のやりたいを大事にする。
とてもステキな考え方ですよね。
売らない珈琲屋さんも、良い豆をつかっていて、
プロ顔負けの技術と知識を持っている担当者(宮内さん)と、
若者たちが提供してくれるんです。
売ることによる不安な気持ちを理解して、
社会との接点のチャンスを作ることや、
その先の若者の生き方につながる取り組みとして「売らない」ことを判断したのもすごいですよね。
次回は、宮内さんが若者支援へ進んだ原点のお話です。
次回も見てもらえると嬉しいです😊