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【多様な働き方②】人に寄り添い働き方を生み出す「NIMO ALCAMO」~制度を超えた働き方~


■最初に


こんにちは!サイボウズのもっちーです😊

既存の働き方にはマッチしない人の新しい働き方を作っている
「NIMO ALCAMO」さん
前回は、多様な働き方の実現についてお話しをしました
今回は、制度を超えた働き方についてです!


▼以前の記事
多様な働き方の実現

NIMO ALCAMO
Webサイト:https://nimoalcamo.com/
note:https://note.com/nimoalcamo1111/



■制度を超えた働き方


〇アバターで広がる働き方 


仕事を分解して働きづらさを抱える人の選択肢を増やしている
NIMOALCAMOさんですが、
チャイを作るワークショップをアバターでしています。

これも体験に来た人の声から生まれたといいます。

その人もずっと接客業やっていた人で、
摂食障害になってことがきっかけとなり、
お客さんから体型のことを言われるのが辛くなりました。
そうして、その職場に行けなります。

すごくスキルのある人なんだけど、そういう事情もあって、
バイトの面接でも、落ちてしまっていました。

15年の接客業のキャリアがあって、
人と接せなくなったり、人に見られるのが嫌になった方もいました。
そうすると、 15 年のキャリアが無駄になってしまうのかな?

今まで培ってきたキャリアを無駄にならないようにできないかなと思っていて、
見た目が関係なく接客をするにはどうしたらいいか、
っていうところを解決できるものは何か考えました。

候補の中には着ぐるみとかもあったのですが、
アバターになりました。

カウンターに 最大で4 人まで並んでもらうんですけど、
チャイを自分で調合するワークショップの講師をアバターを使ってやっています。


予約が入った時だけワークショップをやるんですけど、
予約が入った時だけ出勤してもらう。

今は、アルビノの人など3名の方の仕事になっているそうで、
見た目のハンディキャップもある人とか、
いろんな人が働けるのかなと思っています。

日本でも 100万人ぐらい、そういう見た目の、
なにかしらのストレスを感じている人がいるので、
そういう人が働くための仕事の選択肢になりました。


〇ルールを変えて働きやすさを!


チャイ屋さんの他に、ワークシェアでカレー屋さんもしています。


それが生まれたのは、引きこもりの大学生がきっかけだったといいます。

1 回だけバイトに行ったことがあって、
そこでの経験で、世の中厳しすぎないですか?と感じたといいます。
働きたいけど、楽しく仕事をしたい。音楽聴きながら仕事したい。
でも、そうすると怒られる。

上司が怒るのって、
報酬に準ずる期待値と、働きのアンバランスで、
その基準が、最低賃金だったりする。

そうすると、最低賃金以上の働きをしない限り絶対に怒られる。
彼は時給 300円ぐらいなら俺はやれると言っているんです。
でも、それだと法律的に許されないから 、最低時給で働くしかなくて、
法律がそうなってしまっているんです。

だから、業務委託にして 1人分の仕事を 3 人でやる。
そういう仕組みをつくることで、怒らなくてよくなる。
逆に3人のうちの1人が休んだ場合、
その人の時給分を他の2人に分けたらいい。

時給が固定されていると、そういうこともできないけれど、
固定されていなければできるといいます。
だから休んだ人が恨まれたりすることもないんです。


いろんな職場で起こるコミュニケーションのズレとか、
そういうものも、法律とかルールから発生しているものもあるので、
そういうルールを紐解いていくと、
なぜこの人が働けていないのかという、
その元にあるルールを見つけていくとことになる。
そして、それをなくしていくと、働けるようになる。

だからいろんな働き方があるのですが、
それは、誰にでも優しいわけじゃなくて、
例えばアバター接客では、時間はきっちり守らないと怒られます。
予約の時間に出勤しないといけないから、シフトフリーにはできない。

シフトフリーでいつ来てもいいよ。
っていう人たちは、
商品のクオリティが低ければわかるので、
ゆっくりでもいいから丁寧にちゃんとした商品を納品する必要があります。

シフトフリーはシフト以外の部分でも求められるし、
アバター接客では、顔出し以外の部分は求められる。

だから、なんでもいいわけではなくて、
でも、できない部分がある人のできない部分をなくすことで、
本来、能力が高い人たちをが働けるようになる。

そういった、ルールのモデルをここで作っています。


〇制度に縛られない働き方〜プッシュさんの挑戦〜


制度では解決できないという視点は
どこから生まれたのか聞いてみました。


いくつかあるんですけど。とプッシュさん。

1つは、就労支援の現場だけでは、働けない人がいるなって思っていたこと。

すごい能力がある人が、
ルールに合わないだけで働けないことに対する違和感があって、
社会の損失になっていると思っていたこと。


もう1つは、プッシュさんの経験からだといいます。

前職で、マネジメントの仕事をしていたのですが、
もう怒ることが嫌でした。
結構怒っていたから、当時のスタッフは怖い、いつも怒っているな。
みたいに思っていたはずです。

でも自分で怒っていて、
なんで怒っているのかな?
と思ったら、
自分が怒りたくて怒っているのではなく、怒らされているなと思ったんです

仕組みに怒らされていた。

例えば、この予算内でプロジェクトを回していかなきゃいけない。
その中で雇える人数が決まってきて、
そうなると、この人たちにこれくらいの働きをしてもらわないと困るみたいな。ことや、


他にも、給料をこれくらい払っているんだから、
これくらいやってくれないと、他の人に負担が行くじゃん。とか、

そういうことが、ストレスに感じちゃうことは結構あって。

怒る理由の中に、ルールがそうなっちゃっているからってことは結構ある。
仕事上、怒らざるを得ないみたいな。
それが、すごく嫌だったので。

ルールや制度が悪いと行きついた。

だから、働きづらさを抱えている人と、
経営側の側面の両軸のきっかけ
があります。


■最後に


最後までありがとうございました。

いろんな人の声を大事にして、アイデアにしているのがすごいですよね。
私は既存の働き方をベースに考えてしまっているなーと、プッシュさんのお話しを聞きながら思っていました。

次回は、働き方の歴史と未来についてです!
次回も見てもらえると嬉しいです😊