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【若者の働くを支える②】働きづらさを抱える若者の自立を目指して「育て上げネット」~「普通」への憧れと経験を活かして~


■最初に


こんにちは!サイボウズのもっちーです😊

若者の未来への架け橋となっている「育て上げネット」さん
前回は、その中でも「売らない珈琲屋さん」の活動についてお伝えしました。
今回は、「売らない珈琲屋さん」を担当している、宮内さんが若者支援をすることになる原点のお話です!

〜育て上げネット〜
Webサイト:https://www.sodateage.net/
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X(Twitter):https://x.com/sodateagenet
売らない珈琲屋さん:https://fr.sodateage.net/coop/article/2197/



■経験を活かして


売らない珈琲のお話しを聴かせていただいた、宮内さんが
「経験を活かしたかった」
と若者支援に携わるきっかけを教えてくれました。
そんな宮内さんの経験のお話しです。


○いじめや不登校を経験して


いじめや不登校も経験してきたんです。
と、宮内さんはいいます。

学生時代は、学校には行きたくなかったんですけど、
学校に行かないなら働けって散々親にも言われていたので、
働くよりまマシかな?ぐらいの気持ちで、
不登校ながらなんとか学校に行っていました。


やっぱいじめられてきたりもしているので、
友達もほとんどいなかったですし、
やっぱり普通っていうのに憧れてはいたので、
学校にいっていたというのもあります。

学校を卒業して当たり前って言われていたので、
なんとか高校だけは卒業したい気持ちがありました。


高校を卒業して、結局大学に行くのですが、1年の前期でやめちゃいました。


学校行きたくない。行きたくないけど、
働きたくないってやって大学に言ったので、今思うと幼稚だったんです。
その状態で大学入ったら、周囲がみんな大人に見えました。

なんか埋められない時間の差を感じました。

自分の中では、
そこからどんなに頑張っても追いつかないくらいの差があると感じたんです。

すごい人たちがいるみたいな感じで。


そっからバイトしたりとか、いろいろ仕事してて。


○普通を求めて〜多様なアルバイト経験〜


働きたくなかったんですけど、
働かないと多分普通になれない。
そんな気持ちもありました。

コンビニでアルバイトをしてみたり、
ファッションとかが本当に苦手に感じていたので、
苦手を確認するためにもアパレル店で働いてみたり、
いろんなことをしました。


NPOとはどう出会うのですか?
とお聞きすると・・

コンビニでしょう、でアパレルでしょう、
その後営業の仕事もちょっとするんですよ。
で、その後に靴職人の道を目指して仕事していました。


そして、30歳ぐらいになった時に、
なんか自分の目標とか全部がうまくいかなかったと思ってしまい、
それで、これからどうしようってなりました。
その時に、ハローワークに行きました。
本当は働きたくないんですけど。
求人だけは見ていて。

その時に、
ニートやひきこもりの就労支援っていう仕事の内容を書いている求人を見つけたことで、
自分の経験を活かすことができるのではないかと思ったのがスタートです。


○若者支援活動の始まり


最初に出会ったNPO法人の時から、
若者支援や、ひきこもりの方の支援をされていた宮内さん。

その時は資格も何も持っていなかったので、
対象者との直接の相談を受ける立場ではなかったんです。


ご協力いただいている企業さんとか、
団体さんの仕事体験先で一緒に活動したり、
アテンドしたりっていうのがメインでした。

ひきこもり経験のある若者の仕事の体験を支援している仕事からはじまりました。


○普通への憧れと恐怖〜ひきこもりを繰り返した日々〜


宮内さんもひきこもりの経験があるといいます。

だいたい転職するたびに間がちょっと空いていて、
その時に引きこもっているっていうのを何回かくり返していました。

合計したら3年ぐらいになると思います。

当時のことを思うと、
普通への憧れから仕事にチャレンジして、
普通になれなかった時の恐怖心もあって、ひきこもり続ける。
それをくり返していた気がします。


数限られた友達を失うのではないかとか、
そういうことも考えたりしていました。
友達は、大学を出て就職して、何年かして結婚して家族ができて、
家を持って、とても一般的に人生を描いているような感じです。


僕は、何回も転職しているし、
いつまでたってもフラフラしているし、
引きこもったりもしちゃうし。
そうなった時に、やっぱり付き合ってくれなくなっちゃじゃないかって不安感は常にありましたね。


■最後に


最後までありがとうございました。

今までの経験を活かしたいと思って若者支援をしている宮内さん。
同じような経験をした人の言葉は共感できて、受け入れやすいところもありますよね。
経験したことを乗り越えて、活かすところまで考えられるようになったこともすごいなぁと思います。

次回は、コーヒーと支援についてお伝えします。
次回も見てもらえると嬉しいです😊