【障害者雇用③】障害のある方の人生をより豊かに「うせいグループ」~家族と共に歩むうどんカフェ~
■最初に
こんにちは!サイボウズのもっちーです😊
障害のある子どもと一緒にB型事業所やうどん屋さんを営んでいる、うせいグループ。
前回は、活動する中でのチームワークや柔軟さについてお伝えしました。
今回は、障害のある息子さんと家族と経営しているうどんカフェについてのお話しです。
▼以前の記事
①作業所から独立して社労士と福祉事業を
②柔軟さとチームワークで創る未来
〜みんなのうせい〜
Webサイト:https://usei116.com/about-us/
うどんカフェうせいFacebook:
https://www.facebook.com/useicafe/?ref=embed_page
■家族と共に歩むうどんカフェ
○うどんカフェでの新たな一歩
前田さんの息子さんしずかさんは障害があります。
今は得意なことを活かしてうどんカフェで働いていることをお伝えしました。
しずかさんとの出会いは、しずかさんが幼稚園の頃だといいます。
最初にあったのは、年中さんぐらいだったと思います。
障害についても年少ぐらいの時は全然わからなくて、
みんなで保育園で遊んでいるんです。
だんだんその仲間と遊べなくなったというか、
そんな感じぐらいの時に出会いました。
障害がわかり、特別支援学校に通っていたしずかさん。
高校3年性の時には、就職を見据えて、
周辺の作業所というところは、一応一通り実習に行きました。
作業所で働くということも選択肢としてはありました。
ただ、作業所に通わせていて、私が思ったことは、
雇用契約を結んで働くということは、難しいこともありました。
B型事業所に行くことについての選択肢もありましたが、
B型事業所で、習得できた仕事を一生、ずっとやり続けるのは、
自分だったら、ちょっと苦しいなっていう感じのそんな感じを受けたんですね。
特に、高校を卒業してから20歳ぐらいまでって、
すごく成長するときだと思っているので、
その時にもう少しいろいろと成長度合いに応じて仕事の難易度を高くするとか、経営の忙しさに合わせて仕事が忙しくなるとか、
お客さんの状況に合わせて仕事が忙しくなるとか、
そういう当たり前の成長みたいなことが、
福祉事業ではちょっと難しいかなというふうに思ったので
福祉事業を選ばなかったんです。
○うどんカフェ〜家族と共に成長する〜
しずかさんが作るうどんが食べられる「うどんカフェ」ですが、
最初はしずかさんがうどんを打って、
仕上げにお母さんが味付けをしているといいます。
このうどんカフェも少しずつ変化してきたようです。
今は座席が10席程度のちいさいお店なんです。
お店の隅に麺打ち台を作ったので、そこで、うどんを打って、
お母さんがそれを味付けをして、カウンターにいるお客さんに出すっていう感じになるので、家族でやっていました。
今はパートさんにも1人、入ってもらってもいます。
このうどんカフェも、3年以内には別のところに移転をして、
福祉事業として、他の障害を抱えている人も参加できるようなお店にしていきたいと思っています。
○しずかさんの挑戦と成長
しずかは、高校3年の時に、進路を決められなかったんです。
学校の先生も進路未定は出したくなかったのですが、
結局決まらなくて、10月くらいまでは、
店舗も見つからずにオープンできなかったんです。
なので実質、高校卒業した翌年は1年浪人していたって感じでした。
その時は、社労士のお客さんのところにしずかと一緒に訪問していました。
そこから、うどんカフェができて、家族だけでやってきましたが、
この1〜2年で、パートの人にも入ってもらっていて、
母親が、福祉事業にでないといけない時は、
パートの方にやってもらっているので、
その辺はしずかも変わってきたかなって思っています。
最近は、
パートの方とも楽しんでやっているという感じには変わってきているので、私たちが必要な生活をいろいろと忙しくしているなら、
そういった生活をしていく中で、しずかも適応してくれているっていう感じです。
■最後に
最後までありがとうございました。
しずかさんの得意を活かして「うどんカフェ」をはじめることは、
息子さんを信じて、得意を信じているのがとても伝わります。
元々の経歴もありながら、しずかさんとの出会いで、
障害のある人の就労に対して、自分ごとになっていったことを感じました。
次回は最終回、うせいさんの今後長所と経済活動を結びつけるお話しです!
次回も見てもらえると嬉しいです😊