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【1人の声はみんなの明日①】困っている人の声をひろう「こどもになる」~原点の保育から〜
■最初に
こんにちは!サイボウズのもっちーです😊
先日、ユニバーサルレストランとそのレストランを居場所にした放課後デイサービスに行ってきました。
放課後デイサービスの責任者の瀧さん(以下さっちゃん)にお話しを聞いてきました。
さっちゃんは、一般社団法人もやっていて、福祉と個人の活動でみなさんの保育や居場所を作っています!
〜一般社団法人こどもになる〜
Webサイト:https://sana-hoiku.com/
Youtube:https://www.youtube.com/channel/UCUo-ARGbmXfZV11-dDN7itw/featured
note:https://note.com/kodomoninaru
放課後デイサービス(ルクッカー)・ユニバーサルレストラン(ル・クル・ド・マリアージュ)などのルクログループ:https://fooding.co.jp/
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■原点の保育から
○今回は保育、居場所、障害者雇用につながるお話
今回は、保育士さんであり、色んな居場所を作りながら、
ソーシャルワークのような保育もやっている、
「一般社団法人こどもになる」の瀧さん(以下さっちゃん)にお話しをお聞きしました。
一般社団法人の活動だけでなく、
ルクッカーという、フレンチのレストランを舞台にした放課後デイサービスの責任者もしています。
取り組みや、原点となる保育園でのお話もとても面白かったです。
様々な保育の形と、福祉の形についてお話しをお聞きしました。
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〇保育園での経験
さっちゃんは元々は保育園で働いていました。
その保育園が原点だといいます。
いわばインクルーシブ保育園みたいな感じで、
いろんな方を受け入れていました。私の原点です。
その保育園で出会った福元先生という方が、
私のメンターにあたる人でした。
そして、福元先生がされていたような、
保育の形を、私が時代を戻してやってみたっていうのが、
さな保育っていう保育なんです。
福元先生は、現在80代です。
戦後、東京のどや街っていうところで育って、
日雇労働者がたくさんいたような地域で、
東京はもう火の海で戦後孤児がすごかったんですって。
教会でそういう孤児たちを集めて保育していたっていうのが、
福元先生なんですけど、
結婚をして兵庫県の尼崎っていうところに来たんですが、
その頃はまだ女性が働くっていうことをタブー視されていた時代でした。
でも、看護師のお母さんが働きたいけれど、
子どもを置いてはいけないっていうのを聞いて、
尼崎に来て間もなかった頃なのですが、
じゃあ私が行って保育しますと、1対1の保育から始まっていったんです。
そうこうしているうちに、
保育園をやってもらいたいっていう地域の声がすごかったようです。
福元先生が作った保育園は、
誰かを1人にしないというか、
困っている人の声はみんなの声。
という感じの保育園です。
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〇困っている人の声はみんなの声
さっちゃんは続けて、
例えば、早朝保育とか延長保育って今では当たり前にありますけど、
兵庫で1番最初に始めたのは、その保育園だったりします。
といいます。
それも、1人のお母さんが朝早く出勤しないといけないけれど、
どうしようっていうところから、
じゃあ早くに開けようっていう、シンプルな理由なんですけど、
それを実行する人とかがいなかっただけなんです。
1人の声を知らん顔しない先生の実践が、障害のある人たちにもあって、
それは保育園に入りたいって言っても、
結構断られるケースも多かったんだけど、
福元先生はじゃあどうするかっていうのを考えるわけですね。
で、医療的なケアが必要で、医療行為ができないことで、
入れないとしたら、じゃあ、看護師を探そうとか、
そういうところから始まって、いろいろなことを、
じゃあどうするかっていうことでそろえてきた。
実践も見てきたので、私の担任しているクラスには必ず、
障害ある子たちは当たり前にいたんです。
トップがそうやって排除しないから、受け入れる。
そういうことを、当たり前にしていたところで働いていると、
できないと思っていた子たちの方にスポットを当てて、
保育内容を組み立てることになります。
そうすると、できる子たちはもっと工夫しますよね。
そして、さらにそういう子たちを引き上げてくれるから、
できる子たちに合わせて、いろいろやりすぎてたなってことに
気づくきっかけになりました。
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〇Youtubeでの発信
Youtube見ました。とお伝えすると、
あれは、やらないって言ってたんですけど、、、。
コロナもあって、
思いもよらないことが起こると結構パニックになる人たちが多くて、
子どもたちはもちろん、みんな家にいるわけでゃないですか、
どんなに不安だろうと思って連絡したら、
さっちゃんに会えないと言ってパニックになってるという子もいて、、
そういうこともあり、スタッフがYoutubeでなんかやりましょうって言って、最初は絵本の読み聞かせぐらいと思ってたんですけど、
それには著作権の問題もあって、私の手遊びとかはどうかな?などの案を出していた時に、
お母さんたちも不安っていうことに気づいたんですよね。
親も、今の状況をどうしたらいいんだ?
障害の有無は関係ないと思うのですが、
やっぱり、弱さもあったり、
何かできないことが多い子たちっていうのは家にいるっていうことが、
余計にしんどかったんですよね。
お母さんたちにもなにか伝えられたらいいなと思って、
1人1人に電話で対応しているのも追いつかないし、
どうせだったら私も楽しんでやりたいと思って、
Youtubeをやっていました。
▼Youtubeはこちらから
■最後に
最後までありがとうございました。
さっちゃんの原点になっている保育園の思いが、
シンプルな行動を積み重ねて、社会を作ってきたことを感じました。
今回訪問させていただいたのも、福元先生がお話ししてくれる会をするので、よかったらとお誘いいただきました。
その日の様子は、こどもになるのnoteでさっちゃんが発信しています。
https://note.com/kodomoninaru/n/nde1e8bcd5d85
次回は、さっちゃんが福元先生に教わってきたことを実践している、さな保育について、そしてさっちゃんの思いもお伝えします!
次回も見てもらえると嬉しいです😊