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【障害者雇用①】障害のある方の人生をより豊かに「うせいグループ」~作業所から独立して社労士と福祉事業を~


■最初に


こんにちは!サイボウズのもっちーです😊

障害のある子どもと一緒にB型事業所やうどん屋さんを営んでいる、うせいの前田さんにお話しを聞いてきました。
福祉事業所に特化した社労士さんもされています。

〜みんなのうせい〜
Webサイト:https://usei116.com/about-us/
うどんカフェうせいFacebook:
https://www.facebook.com/useicafe/?ref=embed_page


うせいグループ 前田さん


■作業所から独立社労士と福祉事業


○うせいグループ活動内容


前田さんは、福祉事業所で働いた後、
社労士として独立をして、
その後、うどんカフェや、福祉事業所もされています。

前田福祉社労士事務所
福祉事業所で勤務をしていた経験を活かし、
社会保険労務士としての労務管理と福祉経営のお手伝いを一括してサービス提供しています。


■訪問・移動支援事業
対象: 障害者、高齢者

身体障がいの方の起床、就寝介助
精神障がいの方がご自宅で家事をする手伝い
知的障がいの方の歯の定期予防検診の通院介助
知的障がいの方がお休みの日にプールや水族館などに行く余暇支援
を行っています

■就労支援事業
飲食店での施設外就労(食品を扱う作業)
 就労場所:うどんカフェうせい 他
会社での施設外就労(入力作業、掃除など)
 就労場所:前田社労士事務所 他
従たる事業所での創作活動、農作業
 就労場所:従たる事業所「梅の家」 他


○10年前に社労士で独立し福祉事業所も開所


前田さんのこれまでの経歴や
社労士さんとして独立した経緯をお聞きしました。

福祉法人で11年勤めていたんですけど、
その間に社労士の資格を取りました。
独立しやすい資格ということもあり、
障害がある子(しずかさん)がいるので、その子や家族とかと一緒に何かやりたいなと思って、
特段何かあてがあったわけじゃないんですけど、
独立して、10年社労士をしています。

今から1年半前に、当初目指していた福祉事業も始めました。

今はまだ軌道にのせていく段階で、バタバタしている感じではあります。


○福祉事業所の社労士


前田さんは福祉事業所の社労士さんです。

主に福祉事業をやっている方に対してさせていただいているという形です。

私たちのようにB型事業所をやっている方とか、
訪問をやっているとかそういう方をお客さんにして、
この福祉事業所って役所に出さなきゃいけない書類が結構あって、
ちょっと独特なルールがあるので、その辺のところを、
社労士の通常業務とプラスして
行政に行う事務的なところも一緒にやりますよということ、
労務に関わるところでの人に関して動いています。

実際に、自分も福祉の経験は長いですし、
自分も福祉事業所を運営しているので、
そのあたりで少し差別化できているかなという感じです。


○氷河期時代にたまたま入った作業所


私は今49歳なのですが、ちょうど就職氷河期の世代で、
全然就職先がなく、たまたま地元の作業所の試験を受けたらたまたま受かったんで入った普通にそれだけなんです。
と、前田さん。

福祉の仕事をするとか、したいという思いがあって入ったわけではなかったのですが、初日から自分にはこの仕事があっているなと思いました。

田舎の作業所なんですけど。
就職活動とかにすごく違和感を感じていたので、
そこは社会福祉協議会って言ってあの必要各市町村にある、
社会福祉協議会が運営している作業所だったんですね。

今はわかりませんが、
その当時は、やっぱり昔からのやり方があって、
いろんな物事を通すのに、ものすごく決裁をとってまわらないといけなくて、ここに長くいるのは窮屈だなとは思いましたが、
別に仕事自体は悪くないしそこにいてくれる人も悪くないし、お給料に不満もありませんでした。

身体障害の方もいるし、知的障害の人もいるし、いろんな人と関わることが、私のキャリアのスタートでした。

作業所では、草木で染めた繊維で、マフラーを作ったり、
枕や手拭いつくったりしていたのと、企業企業から内職のお仕事をいただいて、内職をしたりしていました。


○独立したのは?


独立については、私自身、ずっとサラリーマンでいたい希望もそんなになかったというのもありました。

あと、将来的に障害のある息子、しずかと何かをやりたいっていうのもあったので、いろんな勉強会に行って、いろんな方と出会いもあり、薦められたこともありました。

私単独では、全然あり得ないことなんですけど、
まあいろんな要因が重なって、始めたっていう感じです。


しずかも高校2年ぐらいの時から、市の調理室とかを借りて、
うどんを打つ練習を、同級生のお友達や親御さんとかと一緒にやったりはしていたんですね。

うどんが好き、それだけの理由なんですけど、
その時にはどのぐらいできるかとか、
そんなことは全然考えられていなかったんですけれど、
かなり単調な作業を繰り返し行うというのは、
障害特性上でも、得意だったこともあり、

うどん作りというのは、当てはまりやすい仕事かなと思ってというのと、
あとは、本当にただ単純にうどんが好きだからということで、
やってみたという感じです。

それがいま、うどんカフェとして、しずかの仕事になっています。


■最後に


最後までありがとうございました。

息子さんのことを考えて、得意なことを仕事にできたらと実現できたこと、
大人が個別性に向き合っていくことでできることが増やせるのだなと思いました。

次回は、柔軟さとチームワークのお話しです!
次回も見てもらえると嬉しいです😊