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【多様性が広がって⑥】できることを一緒に!コミュニティハウス”ひとのま”~宮田さんの生い立ちから後編~

■最初に

こんにちは!サイボウズのもっちーです😊

たくさんの人と関係性を作り、少しずつ困りごとの解決に向かう関わりをしている、ひとのまの宮田さんのお話です。

前回は、宮田さんの生い立ち前編でした。今回は、後編です!
ひとのまの活動につながっていきますよ


ひとのま
Webサイト:https://hitonoma.net/
facebook:https://www.facebook.com/hitonoma.takaoka.jp?locale=ja_JP



ひとのま 宮田さん


■宮田さんの生い立ちから後編


〇転校ばかりの生活


支援者じゃないけれど、近所のお坊さんと仲良くなったこともあります。

その人は、元々サラリーマンで、自殺未遂から片足を失った方。
1回死んだもんだと思って、属性とは離れて仏の世界に進んで、
お坊さんになった人で、


その人もなんかあったら来たらみたいにいってくれていたから、
1回いって、お互い大変だよね。
なんて、会話しているのが心地よかった


でも、その関係はずっとは続かなくて、、、。


また母が僕を連れて逃げるので、だから
さよならもいわずに転校することばかりでした。


おしゃべり上手になったのも、多分その転校の数ですよ。
 1 からの人間関係をたくさん作ってきたから。

その生活は、保育園の時代から中学校ぐらいまではずっとそんな感じでした。
小学校だけで10 回以上転校したんですよ。


〇そして大学に・・


僕は4人兄弟の長男なのですが、大学には奨学金を借りていきました。
その時には父親と縁が切れそうだったというのもありました。


4 人兄弟の3 番目が知的障害なんですよ。
僕が高校生の時に、知的障害の兄弟の手続き関係をしました


手帳がとか療育とか集まりとか、
他の人はみんなお母さんが連れてきている中、
高校生がしているっていうので、
周りの人からも「あんたすごいね」みたいに言われて、

うちは特殊な事情なので・・なんて言っていました。


そういう環境だったので、
兄妹がどうやって大人になるのかなとか、
なんか不安になってくる時もありました。


そういうこともあり、1 回きちんと学びに、福祉大学に行きました。


奨学金をもらうのだけど、奨学金はそのまま実家に仕送りしていました。
そうしないと生活できなかったので
自分の学費と自分の生活費は、働きながらという感じです。


学生寮に住んでいたのですが、家賃が安く、所得制限があったのですが、400 人くらい住んでいました。



身体障害の人もいれば、外国人もいれば留学生もいた環境がったのですが、その環境がすごく良かったです。


派閥も結構あったんですよ。
障害者同士で集まって、健常者にはわかんないよとか、
中国人は中国人で集まって、韓国人は韓国人で集まってる感じでした。


その中で、垣根を越えて全員と仲良かったのが僕なんですよ。

なんかそこら辺は得意なのかもしれないなって、
これまでいろんな人と接してきたからっていうのにも気づきました。


〇色んなバイトをしてきた中の家庭教師


生活費と学費を稼ぐためにたくさんのバイトをしてきた宮田さん。
その中に、家庭教師のバイトがあったそうです。


センターから受け持ちの生徒を割り当てられるのですが、
僕の受け持ちが、ヤンキーと不登校が圧倒的に多かったです。


センターの人曰く、ヤンキーと不登校の人に対して、
当てがっているわけじゃなくて、いろいろと試した結果、
成功率が一番高かったのが、宮田さんでした。


ヤンキーから「お前帰れよ」と言われたり、
不登校の人には会えなかったりとかしている中、
宮田さんはどうやって入り込んでいるんだって、
教えて欲しいと言われたくらいでした。


そういう経験をして、福祉を大を出たあとに、塾業界に入ったんです。


サラリーマンで塾業界に入ったんですけど、
勉強はそこまでしたくないなーという気持ちもあったり、
目の前の困りごとが大人になっている子どもが結構いるんだなと思って、
じゃあ、そういう話も聞ける塾を作ろうと思ったのがスタートです。


塾をやめて富山に来て、全く知っている人がいない状態で、
塾を始めたので、スーパーでバイトしながらでした。
それが 27の年でした。
1 年間その塾でいろんな人と出会って、
28 の時に「ひとのま」を始めたんです。


みんなから、お前マジかって言われました。
どうやって生計を立てられるんですか。とか、
みんなから聞かれましたが、


月謝は払える人からは払ってもらうんですけど、
払えない人も結構いるんです。
そういう子は別に月謝いらんよ。
って言っていて、ここはもう決めているんです。


しかもそのことについて、
うちは払っているのに、あそこは払ってないのよ。
みたいなことにならないのが、いいところ
で、

まあね色んな事情な人いるよね。

そういうことを、もうみんながわかっている。
それが面白い。


■最後に


最後までありがとうございました!

宮田さんの生い立ちや、過去の経験がつながって、
ひとのまができてきていることがわかるエピソードでした。

ひとのまさんの寄付ページには、刑務所から出所した人のエピソードも載っています。
暴力から逃げてきたけれど、仕事も見つかったけれど、、、、。どうして刑務所に入ることになったのか、、その背景についても載っているので、良かったら読んでみてください。
▼こちらから読めます▼
https://congrant.com/project/hitonoma/8983

次回は、ひとのまさんの最終回、ひとのまさんでの出会いについてです。
また見てもらえると嬉しいです😊