開幕からハイライトの「仮面ライダースーパーライブ」がすごかった
家族で「仮面ライダースーパーライブ2023」を観てきた。5歳の息子のため、と大義名分を掲げて行ったが、大人もかなり楽しめる内容となっている。
…というか、私も仮面ライダー好きでして、期待以上のものが観れたのでこのnoteを書いている。まだ今年の公演があり、来年も公演があると思うので、これから観に行く方の参考になれば、と備忘録的にまとめたいと思う。
【この記事が参考になる方】
子どもと一緒に仮面ライダースーパーライブデビューしたい方
参考までに、我が家は夫婦に男の子1人の3人家族
そもそも「仮面ライダースーパーライブ」ってなに?
2023年は、現在放映中の「仮面ライダーギーツ」の登場人物を中心に、完全オリジナルストーリーのライブが観れる。ライブ終了後には、仮面ライダーとの握手会もあるのだ。(※新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、内容の変更や、中止となる可能性がある。)
ここがすごいよ!「仮面ライダースーパーライブ」
1.アクションと演出がすごい
「子ども向けだから大したことないんでしょ?」と思うことなかれ。プロのスーツアクターのアクションを直接見たら、その凄さがわかる。仮面ライダーのキックを繰り出す足の高さや垂直加減、大技を受けた衝撃の演出ぶりなど、臨場感が満載だ。
アクションに連動した舞台演出も見事だ。まるで技を繰り出したかのようなレーザー光線、フォームチェンジ(通常の仮面ライダーから、より強い装備を持った仮面ライダーに変身すること)の素早さなど、リアリティを持って楽しめる。
2.世界観の作り込みがすごい
「仮面ライダースーパーライブ」は、テレビ放映されている役者さんや、スーツアクターさんとは違う方が演じている。それでも、プロの方がしっかり役を作り込まれているのである。
また、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、ロビーでの会話は控えるように館内放送がかかっていたのだが、今回の主人公の声で「ジャマト(敵側の戦闘員)に見つからないようにな!」と理由を付け足していたのもよかった。
そして、大人の事情により、握手会において仮面ライダーは一切しゃべれない。だが、「この仮面ライダーは、こういうリアクションをしてくれそう!」という動きをしてくれる。
事前に準備すること
ここからは、仮面ライダースーパーライブを観に行った経験から、準備しておくとよいことをまとめた。
1.あえてネタバレレポを読んでおく
仮面ライダースーパーライブは全国で巡業しているので、先に公演を観た方がネタバレレポを書いてくれている場合がある。子どもを連れて行く場合、ネタバレを読むのも一つの手だ。
メリットは以下の2点。
ゲストの仮面ライダーが分かる
子どもの苦手な演出を回避する
仮面ライダースーパーライブは、現在放映中の仮面ライダーの他に、前年放映の仮面ライダー、ゲストの仮面ライダーが登場する。ゲストの仮面ライダーのなかでも、公式サイトで紹介されていないものがあるので、調べておくといい。
「今の仮面ライダーはハマっていないけど、ゲストの仮面ライダーはお気に入りだった」という場合は観に行く価値があるからだ。
また、演出やストーリーに人一倍敏感なお子さんもいらっしゃるだろう。あらかじめ内容を把握しておくことで、「兄は好きそうだけど、妹が苦手かもしれないから、何かあったら片方の親がロビーに連れ出そう」など対策を打つ、そもそも観に行かないという選択肢も考えられる。
2.前売り券を買っておく
当日券が用意されている公演もあるが、売り切れの場合もある。やはり、前売り券は買っておいた方がいいだろう。また、先行販売を設けている公演は、早めに買った方が前列の席を確保できる。
3.現金の用意
すべての会場を調べたわけではないが、基本的にグッズ販売は現金支払いのみである。千円札や小銭をあらかじめ用意しておくと会計がスムーズにすむ。
4.(大人が2人以上参戦できる場合)トイレ班と物販班を決めておく
子どもの突然のトイレコールほど焦るものはない。大人が2人以上参戦できる場合は、トイレ付き添い班と物販に並ぶ班を決めておくのがおすすめだ。
グッズ販売は開演後も行っているが、売り切れの可能性があるものや開演前に買った方が楽しめるものがあるので、役割を決めておくと安心なのである。
5.(あれば)変身ベルトなどのグッズを持っていこう
ライブ会場で着るライブTは大人だってテンション上がる。子どもだって同じである。会場に行くと、小さなお友達から大きなお友達まで、それぞれの推しライダーを身にまといニコニコしている。
ちなみに、握手会に参加するライダーのグッズがあればなお良い。
開演前に準備すること
1.トイレに行っておく
当たり前といえば当たり前だが、普段は忙しく育児に参加できない方や、久しぶりに会う甥や姪と一緒にライブに参戦しようと思っている方がこのnoteを読んでいる可能性があるので、トイレの重要性を話しておきたい。
子どもは、普段とは違うシチュエーションだと、トイレの自覚がないままギリギリまで過ごしてしまう生き物だ。初めて訪れる会場だとトイレの位置もわからないので、場所の確認も含めて、事前に声がけして行っておこう。
2.握手会対象商品とペンライトの購入
会場の物販に行ったら、「握手会対象商品」と「ペンライト」を購入する。
私が行った会場では、「握手会対象商品」専用のブースと、「ペンライト」を含む会場限定グッズを取り扱っているブースに別れている。しっかり動線が決まっており、確実に並べる仕組みになっており感心した。
仮面ライダーと握手するには、「握手会対象商品」を買わなくてはいけない。私が行った会場では、以下のものがあった。
お楽しみセット ¥2,000(税込)
パンフレット ¥1,000(税込)
「お楽しみセット」は、ビニールバッグの中に、ジグソーパズル、コップ、茶碗が入っていた。パンフレットはキャラクター紹介が載っている。開演終了後には売り切れている可能性があるので、先に購入しておこう。
「ペンライト」¥1,700(税込)
も忘れずに購入しよう。こちらのペンライトは自動制御になっており、会場の演出によって点灯・点滅・色が変わる。なので、子どもが演出に合わないタイミングでペンライトを点けてしまった!という心配がない。
また、この記事を執筆している2023年7月の時点では、新型コロナウイルスの感染状況の影響により、会場ごとに仮面ライダーの応援方法が変わる場合がある。私の行った会場は「声を出さすにペンライトを振る、または拍手」となっていた。ペンライトを使った会場参加型の演出もあるので、子どもの分は用意してあげたい。
握手会で準備すること
1.(あれば)変身ベルトなどのグッズを身につけよう
先ほど、「ちなみに、握手会に参加するライダーのグッズがあればなお良い。」と書いていた。理由は、身につけていると、会場スタッフの方や仮面ライダーにリアクションがもらえる可能性があるからだ。
2.動画と写真を縦画面で同時に撮影しよう
公演中の撮影は一切禁止だが、自身もしくは家族の握手会中の撮影はOKである。ただし、大人数を捌くので、握手時間は一瞬。また、会場によっては通路が狭いので、横画面では仮面ライダーと握手対象者を同時に収められない。
そこで、スマートフォンを縦画面に構え、動画と写真を同時に撮ることをおすすめする。これならば、写真が失敗しても動画があるので、「1つも記録が残らなかった!」と悔やむ可能性が下がる。
iPhoneの場合(2023年7月時点)の撮影設定は、
①「カメラ」アプリを起動する。
②シャッターボタンを長押しする。
③シャッターボタンを、右側のロックマークに向けてスワイプする。
④動画と写真を同時に撮れるようになった。
このとき、動画撮影は始まっている。
⑤写真を撮るときは、右側のシャッターボタンをタップ。
⑥動画を停止するときは、中央の停止ボタンをタップ。
息子と仮面ライダー推しの母親によるネタバレ感想
ここからはネタバレを含んだ感想を書いた。物語の核心に迫る内容は触れていないが、ゲストの仮面ライダーを記載している。新鮮な気持ちで仮面ライダースーパーライブに参戦したい方は、この章を読まないでほしい。
そもそも、今回の仮面ライダースーパーライブに参加した理由は、ゲストの仮面ライダーに「仮面ライダー1号・2号」が参加する、というレポートを読んだためだ。(レポート書いてくれた方、ありがとう!)平成生まれ令和育ちの息子が一番好きなライダーは、昭和ライダーだったのである。
「息子を1号・2号に会わせてあげたい」そんな思いでチケットを取る。座席を確認すると、目の前は大きめの通路ではないか!「これは良い席だと思いますぞ……」と、とびっきりのオタクスマイルで夫(非オタク)に伝えると、ただ不気味そうに見つめ返された。
当日、ステージが始まると、見事に通路は演出に使われたのである。目の前で仮面ライダーギーツが銃を撃ち、レーザーの演出がほとばしる。扉から仮面ライダー2号が走り、ポーズを決める。息子は目を見開いて、間近で見るヒーローに魅せられていた。
前説でお姉さんから、「仮面ライダーへの応援は、ペンライトを振ってあげるか拍手をしてね」と教えられた息子。限界オタクのように、ペンラをぶんぶん振っていてかわいい。以前行った別の仮面ライダーショーでは声出しOKだったので、ライブの応援方法の違いを理解していることに成長を感じた。
ステージ終了後、握手会の待ち時間に息子は「ベルトを着けるんだ!」と仮面ライダー1号のベルトを身につけた。この日の握手会参加ライダーは、仮面ライダーギーツ、タイクーン、ナーゴ、リバイ、バイス、そして1号だ。
サービス精神旺盛なライダーたちと、流れるような握手を交わし、いざ1号が目の前にやってきた。スタッフの方が息子を見て「1号のベルトだ!見せてあげようね」と声をかけてくれる。1号は力強く握手を交わした後、ベルトをポンポンと触った。息子の顔がパァーと明るくなる。
憧れのヒーローに会いに行こう
いつか仮面ライダーを卒業してしまうかもしれない。変身ベルトもソフビも手放してしまうかもしれない。でも、そのときに憧れたヒーローに会えたという事実は、決して無駄にならないと思っている。
ヒーローに憧れるもののため作り上げた舞台は、舞台俳優、演出、運営のスタッフ…各所のプロフェッショナルが心を尽くして作ったものだ。一つの舞台を作り上げる尊さを、息子がいつか気づいてくれたら嬉しい。
本音を言うと、来年も観たい!息子よ来年も仮面ライダー卒業しないでくれ!!オタクの母親は願うのだった。
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