大岡山駅前東工大に米国🇺🇸カンザスの風景を探す
15年以上前の大学時代の
アメリカ カンザス州の風景を探しに
大岡山駅にやって来ました
暗闇に浮かび上がる東工大
‥‥約20年前
アメリカ🇺🇸カンザス州での
あの夜
私がいつまで経っても英語が出来ないことに、呆れながらも助けてくれた日本人の分子生物学専攻の先輩が車に乗せてくれて、カンザス州南西部の、人里離れた小さなコミカレ(短大)に連れて行ってくれた夜
他の車が全く見えず、街灯も無いので真っ暗。センターラインもサイドも見えず、方向感覚を失ってしまうような、恐怖を感じるほどの真っ暗闇の州道をひたすら真っ直ぐひた走っていた時
突然光り輝く大学が現れて思わず息を飲んでしまった、ほっとして涙ぐんでしまった、胸の真ん中が痛くなるほどの、あの美しい光景をもう一度見たくて
あの光景を今いる日本🇯🇵の街角で探してる
ここは極東、日本
ジパングトーキョージャパン🇯🇵
暗闇に雲が光るこの空は
遠く、地の果てのような
どこまでも地平線までも
何もない
ただの平原の
カンザスへと繋がっている
だいぶ薄らいでしまった記憶の中で
すべてを叩きつけるような
とても激しく強い風が吹き荒れる
カンザスの風景が甦る
“Everything’s browing out”
ひとへに風の前の塵に同じ
当時は旧約聖書からの引用とは知らず
カンザス人も、平家物語と同じことを云うものだなぁと感心していたっけ
“You ‘re gift.”
“I can help you out”
貴方にはずば抜けた才能がある
一緒に勉強しよう〜♪
“Let’s practice with me how to pronounce ‘HELP’”
そんな助けてじゃ、誰にも通じないから
一緒に練習してみない〜♪
遠く近くから
暖かく優しい声が聞こえる
コミカレとその後の大学編入後も
私を愛し無償で助けてくれた、カンザン(カンザス人)
私を家族同様に可愛がり面倒を見てくれた
大学教授の、リックとマーシャは今年天国へと旅立って行った
彼らは
私に
どんな未来を、いったい何を託したのか‥
記憶の中でとても激しく強い風が吹いている
風の無いおだやかな日本の夜
大岡山駅前で
立ち止まりふと考える
ただ生きてるだけで精一杯‥
これでも、何度も病気で死にかけた
今でもなぜ命が助かったのか分からない
アメリカ中西部で生まれ育った彼らが
教えてくれたことは
人は実は生まれながらにして
既に完璧であり
すべて備わっている
自分の中から必要な何かを引き出して生きてゆけばいい
もし、何かを得ることが出来たとしても
すべては、風の前の塵に同じ
いつかは風に吹かれて消え去ってしまう
とても儚いもの
彼らが一生懸命に私を助けてくれたり、世話してくれたことに対して、
ご恩返しは、なに一つ出来なかったな‥
‥‥こんな、
生き方しか出来なかった私を
どうか許してください😭
‥‥ありがとう
‥‥そして、ご め ん な さ い
たくさんの
目には見えないLOVE❤️を
ありがとう❣️
Love,
Sleep in Peace
23年前、留学先を探していて、私の拙い英語で送ったE-mail
私の日本の自宅に手書きの葉書を送ってくれたのがカンザス州立大学だけでした
英語が全く出来ない
当時の私にとって、アメリカは全く未知の世界で、暗闇の中からひとすじの光が射した気がしました
その光に導かれるようにして、アメリカ🇺🇸カンザス州にやって来た23年前が昨日のことのようです。
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