自己奉仕バイアスの考えは嫌われる
本日は自己奉仕バイアスについて書きます。
以前、色々なバイアスを紹介した一つです。
自己奉仕バイアスとは?
成功した理由は自分によるものとし、失敗の理由は自分以外の外部のものだと思うことです。
上記で分かると思いますが例文を何個か出します。
例1
たとえば、あなたがサッカーの試合をしているとします。
もしも、試合に勝った場合、「これまで努力してきてよかった!」とそれを自分の実力だと考えるようになるでしょう。
しかし、試合に負けた場合は、「ちょっと不運続きだったな!」「あれは審判のせいだ!」とその原因を外部のせいだと考えるようになるのです。
例2
たとえば、あなたがいつも気にかけている部下が、会社にとって大切な商談をしているとします。
もしも、部下が商談を成立させたら、「オレが見込んだだけのことはある!」と自惚れるようになるでしょう。
しかし、部下が商談に失敗すれば、「ちゃんと言われた通りにしないからだ!」と言い訳をするようになるのです。
例3
彼氏の浮気がバレたとしましょう。
もちろん、彼女はブチギレるわけですが、彼氏の方はというと「いや、オレを放っておいたお前が悪い!」と自分の失敗を過小評価し、彼女に逆ギレをすることもあります。これも自己奉仕バイアスです。
この自己奉仕バイアスは2つの要素で構成されてます。
その2つが
・自己高揚バイアス
・自己保護バイアス
です。
ではこの2つを説明していきます。
・自己高揚バイアス
自己高揚バイアスとは、成功を自分の資質のおかげとするバイアスのことです。
つまり、「成功は自分のおかげ」の部分ですね。
この自己高揚バイアスのデメリットは「成功は自分のおかげ」と捉えることで、自惚れる可能性も高まります。
だから、それいじょう自分のスキルを高めたり、磨いたりしなくなってしまうこともあります。
メリットもあります。
「成功は自分のおかげ」と捉えることで、自尊心を高めることができるようになります。
だから、たくさんのことにチャレンジしたり、ちょっとの失敗でクヨクヨしなくなります。
・自己保護バイアス
自己保護バイアスとは、失敗を他者や環境などの外部要因にするバイアスのことです。
つまり、「失敗は他人のせい」の部分ですね。
デメリットは、勿論の事ですが「失敗は他人のせい」と捉えることで、自分は悪くないと思い、成長できなくなります。
自分を責め過ぎなくなるというメリットもあります。
メリットも書きましたがやはり、自己奉仕バイアスは良い考えではありません。
ただ意識一つで変われます。
私は脱却する為に、ある言葉を頭で思うようにすると、自己奉仕バイアスの考えをしなくなりました。
その言葉は
“成功は人のおかげ。失敗は自分のせい。”
ここまで読んでくれた人なら分かってる事と思いますがこれを思えるようになると変われます。
人に優しくなれますし怒りの感情なども少なくなります。
ただ、上記の言葉は極端なので思いすぎると危険です。
成功は人のおかげでもある。
失敗は自分のせいでもある。
これ位の考えがオススメです。