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水瀬うらり
2024年6月15日 22:06
中学生のとある夏の日々に、心揺さぶる夜がくる度母と近所を歩き、心のままに言葉をこぼした。学校でこんな事があったよって、それが非常に楽しかったとか、ちょっぴり違和感を抱いたとか。たとえ小さな出来事でも、子ども心には精一杯の想いだった。思い出すの。大人になった今でも肌を撫でる夏夜の湿度は特別で。でも、永遠に繰り返すと思い込んでいた何でもない日常だったはずのものが、