高架下の老舗の閉店
線路高架下には様々な居酒屋や名店があり、人気のスポットとなっている。
その中でも有楽町周辺の高架下は有名だろう。
こちらは有楽町駅から徒歩5分ほどの高架下「有楽町産直横丁」。中には居酒屋が所狭しと並んでいる。
ここら一体は大企業のサラリーマンが丸の内OLをナンパする場所として有名なスポットらしいが、さすがに昼頃であったし何よりも今の状況ではそんなに人もおらず…
高架下はまだ続く。
有楽町産直横丁の道路を挟んだ反対側。
先ほどまでの居酒屋の雰囲気が大変身。白と黒を基調としたオシャレな空間だ。
通りには、居酒屋だけでなく新潟のアンテナショップや、革専門ショップ、蜂蜜専門店、さらには高級寿司店や高級そうめん(?)なんかもあって色々と楽しめる。
もう少し進むと見えてくるのが、裏コリドー街。
裏とだけあって、先ほどの通りよりも強いディープ感が漂ってくる。ただ、中に入って見ると思ったよりもにキレイで新規入店の店もあった。個人的には2階にオープン予定の銭湯らしき店舗があり、どんなものなのかに期待している。
さて、有楽町の高架下の話をするならば、外せない店がある。
それは「鳥藤」だ。
有楽町から東京駅方面の高架下にある老舗中の老舗居酒屋で、女将が出してくれる食事の締めに「ミルクワンタン」が出てくる店として有名である。
ただ、残念なことに鳥藤は4月23日多くの人に惜しまれながら閉店となった。
鳥藤。暖簾にはミルクワンタンの文字がかすれている。暖簾と店構えで歴史のある店だと一目でわかる。
最終日の4月23日には多くの常連客がお店に訪れた。
この盛況でどれだけの人に愛されたお店なのかが伝わってくる。最後まで笑顔の絶える事のないステキなお店だった。
今現在、居酒屋をはじめとした様々な店舗はコロナ禍で大変な危機を迎えている。閉店する店舗にはコロナが直接の原因じゃない店舗もあるだろう。だが、コロナで逆風吹き荒れるなか店舗経営が大変な人もいるはずだ。
現状のままだとこうした昭和の灯りが東京から消えてしまうのではないだろうか。
取り返しのつかない事態になる前に政府にはしっかりとした対策を打ってもらいたい。
当たり前だが「コロナ対策で大量にお金使ったので、税金あげます!」は、もちろんナシの方向でお願いしたい。
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