防災を兼ねたポーチ
今後どこに住むかまだ決まっていませんが、地元は南海トラフ地震で間違いなく打撃を受けることから、少しずつ災害に備えた準備をしています。
また年始の地震の影響もあり、自然災害大国日本に再び暮らす身として、最低限自分でできる範囲は整えておくべきと改めて感じました。
帰国後、一般の方(被災経験あり・なし)から防災士の方まで記事・動画を拝見し、今のところ一番学びが多かったのがこちらの方。
まさに、防災ポーチと防災袋の違いを考えたことがありませんでした。
また、どこかで区切りを付けなくてはいけないというのも納得。持ち歩きの小さなポーチに全てを背負わせようとするのは無理がありますもんね…!
「とりあえず防災袋は用意したものがあるので見直しは必要だけど、今作るべきなのは防災ポーチか」と思ったのですが、実はこれ、もうすでに持っていたのですよね。
以前鞄の中身を紹介した際にも登場していた、この小さなポーチ。
常に使うもの以外の、緊急時に必要なものもすでにここに入れていました。
財布、スマホ、そしてこのポーチが入ることを前提に、それ以下のサイズの鞄は持っていません。
ポーチを新たに持つのではなく、これを見直していくことに決めました。
Before
ポーチの中身
左上から…ティッシュ(ポーチ内蔵型)、飴2個、お薬ケース、使い捨てマスク1枚、リップクリーム、ヤードム、口紅、ハンドクリームと日焼け止め、シンクロフィット・おりものシート・ナプキン各1つ
ポケットティッシュを丸ごと入れると中にものが入れにくくなるため、大体ティッシュは3枚入れています。緊急でいる枚数ってそんなものかなと。風邪を引いていたり、もっと必要な時などは別で持ち歩いています。
小包装がゴミになるため基本ポケットティッシュは買わず(貰ったものは使います)、ない時は箱から出して折り畳んで入れます。
粘度の高い液体類はコンタクトレンズケースを利用して持ち歩きます。旅行にも使える技です!わたしは歯磨き粉もこの方法で持っていっています。
ヤードムって何?という方も多いのかもしれない…!と気づきました。愛用歴6年目を迎え、当たり前の存在になっていましたが、こちらはペパーミントやユーカリなどがブレンドされた、タイの嗅ぎ薬です。上は嗅ぎ薬、下は塗り薬タイプは本当にマルチユースでおすすめ。眠気や気分が悪い時は上を嗅ぎ、頭痛がする時、虫刺されなどは下の薬を塗ります。
お薬ケースの中身
左上から…絆創膏、腹薬、鎮痛剤、ビニールタイ、ヘアゴム、ヘアピン、酔い止め、梅ぼし純、葛根湯、麦味参、柴葛解肌湯、板藍茶
胃薬と鎮痛剤は確か具合が悪かった時に会社でいただいたものです。特に鎮痛剤は基本摂取しないので…梅ぼし純は海外暮らしに梅干し代わりに持って行っていましたが、塩分摂取や気分が悪い時・胃の調子が微妙な時にも役立ちます。(4粒入りのため、開けたら新しいものに差し替えてそれは食べる)
髪が長かった時の名残でゴムとピンが入っていますが、袋を止めたりなど別用途で使用することがあるため残しています。
ちなみにクリアケースはこちら。2019年から使用しています。
ポーチや鞄の中に長期で入れる際、ジップ袋は内外両方の干渉で袋が傷みやすく、EVAのしっかりした厚みがあり長く使えるケースはおすすめです。
After
同じポーチですが、何やら見た目がパツパツ、横からの厚みもこの通り…
ポーチの中身
左上から…ティッシュ、飴2個、お薬ケース、羊羹、使い捨てマスク1枚、リップクリーム、ヤードム、ハンドクリームと日焼け止め、シンクロフィット・おりものシート・ナプキン各1つ、レインポンチョ
お薬ケースの中身と口紅を減らし、羊羹、レインポンチョを追加しました。
口紅は鞄にさっと塗り直せるものをいつも入れているため、ポーチに入れておく必要はないと判断。→前述の記事にも出てきています。こちらから。
もし災害時3時間歩くとなったら、飴と梅干し純だけでは無理かも。保存が効いてコンパクトで好きなものといえば、やっぱり羊羹!と、羊羹を入れました。羊羹は運びやすいため、海外暮らしの時も持っていったり、リクエストして持ってきてもらいました。
レインポンチョは災害時に体を冷やさないことの大切さもありますが、「雨具を持っていない時、携帯用レインポンチョのおかげで風邪を引かずに済んだ」という投稿を見て、災害用と括らず持っておくといいと判断。
このダイソーのレインポンチョ(ゴミ袋みたいな生地だと思うので、確実に使い捨て)が一番コンパクトですが、大きめ店舗にしかなく在庫も少なそうでした。ダイソーオリジナルはもう少し生地がしっかりしていそうで、その分少し場所は取ります。ポーチに余裕がある人はこちらがいいかも。
お薬ケースの中身
左上から…絆創膏、腹薬、鎮痛剤、ヘアゴム、ヘアピン、梅ぼし純、麦味参、板藍茶
酔い止め、ビニールタイ、葛根湯、柴葛解肌湯を減らしました。
ヘアゴムでビニールタイの用途は賄えるし、酔い止めと葛根湯はいつ入れたのかわからないくらい服用していないため不要と判断し捨てました。
柴葛解肌湯はいろんな感染症が一気に流行っていた頃(2022冬?)に、かかりつけの漢方薬局で一包いただいたのですが、とりあえず今持ち歩く必要はないかな?と家のお薬袋の中に移しました。
最終、180gのポーチになりました。
ポーチの外
現金(小銭)
キャッシュレスに対応していない個人店や地域のお店でも購入したいので、現金は必ず持っており、ポーチには入れていません。
ライト、ハンカチ、ノートとペン
鞄に入っています。ライトに小さなホイッスルをつけたいなと考え中。
水筒
大きめの鞄あるいはサブバッグがある日や車移動の日は持ち歩いていますが、常に使っている鞄の日は小さい水筒すら入らない。カラビナでぶら下げるのはカナダでも挑戦してみたのですが、水筒の方が重過ぎて鞄がずり上がってくるし、見た目も悪かったのでここが今最大の悩みです。
要見直し点
携帯トイレなどは一旦見送ったのですが、それでも嵩張る…!
特に羊羹の存在感がすごいです。「ひとくちサイズ」も様々で、購入したものは50g(とらやも50g)。ポーチのサイズによっては難なく納まりますが、わたしは小さなものに入れ替えようと思います。
購入前に、井村屋 片手で食べられる小さなようかんを見つけていましたが、こちらは15gと逆に小さすぎてやめました。2本入れるのもありかな。
ちょうどいいと思う30gの榮太棲 そなえようかんは、100本入販売でさすがに多すぎる。もし10本売りを見かけたら購入したいです。
その他、サイズ感的には同じく榮太棲 ひとくちようかん(なぜか公式サイトに載っておらず…)も良さそう。1本25gです。
同じく榮太棲 手軽においしいようかんも、大体30g前後(製品重量99gとしか掲載がないため1本何グラムか不明)かと思うので良さそう。
25〜30gの袋タイプ羊羹に入れ替えられたら180gから155〜160gになり、嵩も減ると思います。非常食というより出先のおやつ的な役割(たまに低血糖なのか急激におなかがすくことも)もあるため、せっかくならおいしいものを入れておきたい思いがあり、なかなか適当に済ませられず。
羊羹だけは早めに入れ替えますが、しばらくはこのポーチで持ち歩いてみて、携帯トイレなどは検討していきます。
防災はポーチや袋だけではなく、家のものを減らす、家具の固定など多岐に渡ります。今回はポーチに絞って検討・作成しましたが、その過程で中途半端ないらないものを購入してしまい、家にものを増やすのだけはやめよう!と決意していました。見直しがたまたま羊羹でよかった。
防災袋の見直しは引っ越し後の方がいいかなと思っているので、引っ越しと生活を楽にさせる、「ものを減らす防災」に集中します。