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宅建受験の振り返りと、私なりのやる気スイッチの押し方
こんにちは。不動産屋の松野まきです。
長年のバックオフィスの経験を活かして、不動産業界の「中の人」目線で不動産のことを語ります。
もうすぐ宅地建物取引士の試験ですね。
今日は私が最後に宅建試験を受験した時のことを振り返ってみたいと思います。
私が宅建に合格したのは令和元年度のこと。
今でも覚えているのは、民法の判例問題で「けだし、」という表現が出てきて一瞬フリーズしてしまったことです。
宅建試験をダラダラ受けていた時期
初めて宅建試験を受けたのは2013年でした。
前年にFP3級に合格した勢いで、そのまま宅建にも挑戦することにしました。
当時すでに不動産会社で2年間働いていたので、5点免除の登録講習を受け、参考書も買って勉強を始めました。
しかし結果は25点+5点で不合格。
この年から受けては落ちるという「ダラダラ受験」が始まりました。。。
特に勉強もせず、一か八かで「マークシートだし運が良ければ受かるかも」と受験することが3回ほど続きました。我ながらダメ社員だと思います。
宅建試験に絶対受かると決めた時期
スイッチが入ったのは2019年。結婚を機に勤務時間を9時~19時→9時~17時に短縮したことが大きなきっかけでした。
仕事が終わって何をしようと思った時に、ふと宅建を取ろうと思いました。
勉強を始めたのは8月。はじめの一か月は、仕事が終わってから夫が帰ってくるまでの間に独学で勉強を進めました。
料理をしながらみやざき先生のYouTubeを観たり、スマホで一問一答のアプリを使って勉強したりしていました。
私の勉強集中法
ところが、途中で「このままのペースではまたダラダラ受験で不合格だ」と確信しました。
しかし、今回は「絶対に受かる!」と周囲に公言してしまったため、もう後戻りはできなくなりました。
そのプレッシャーが私にとって大きなモチベーションとなり、これまで以上に本気で取り組む原動力になりました。
人によるとも思います、が私にとっての「背水の陣」は、周囲への宣言でした。
その当時すでに宅建資格を持っていた夫に相談すると、LECの専任講師である「水野 健先生」を勧められました。
さっそくレックに行き、直前対策コースに申し込みましたが、時はすでに9月。カリキュラムは三分の一が終わっていました。
でもどうしても水野先生が良かったので、既に終わった授業の事は気にせずスタートを切りました。
水野先生を選んだのは、夫から「毒舌で授業が面白い」と聞いていたからです。
とにかく授業をサボらず(当たり前ですが)最後まで通い続けるためには、自分に合ったモチベーションが必要だと考えていました。
その点で、授業が楽しみになる水野先生はまさに理想的な存在だったのです。迷わず水野先生で決めました。
週に2回、夜間の授業に通いました。
私の少し変わったモチベーションの高め方ですが、講師の先生を「好きになる」と驚くほど集中できるんです。(恋してるんじゃないかっていうくらい好きになるのがコツです)
水野先生は個性的でユーモアがあり、しかもかっこよかったので、どんどんファンになりました笑
まるで推しに会いに行く感覚で授業に通い、毎回席も前列をキープしていました。
いよいよ宅建試験
9月からの1ヶ月半は、授業で説明を聞き、家ではひたすら過去問を解きました。
安定的に40点台を取れるようになっても、夫にノイローゼと言われるほど過去問を解きました。
ギリギリの点数で合格発表を待つのは、私の性格的に耐えられないと分かっていたので、確実に40点台で合格することを目標にしていました。
そして迎えた試験当日。
試験後に自己採点してみると37点。まさに合格するかどうかの瀬戸際のライン。。。
安堵感は合格発表まで持ち越しかと落ち込んでいると、夫にふと「5点免除は?」と聞かれ、その瞬間、加点を忘れていたことに気付きました。
無事に目標としていた40点台に届いたと分かった瞬間、心の底からほっとしたのを今でも鮮明に覚えています。
あれからもう5年が経ちますが、試験後の出来事やその時の感情までも、まるで昨日のことのように思い出せるほど思い出深いです。
こうして、現在は宅建士として働けています。
結び
振り返ってみると、この経験を通して自分自身のやる気の引き出し方が明確に見えてきました。
私にとって重要だったのは「周りに宣言すること」と「勉強に関わる人を好きになること」の二つでした。
宣言することで自分に逃げ道を作らない決意が固まり、また、講師の方の魅力に触れることで、学ぶこと自体に没頭できるようになります。
勉強の仕方や学習量も大事ですが、学びへの姿勢そのものを変える「スイッチ」も大切だと気が付いた経験でした。
この経験は、単に資格を得るためのものではなく、自分自身と向き合い、どのように成長していけるかを知る大きな機会となりました。
これからも生涯学習を目指して、常に自分のやる気スイッチを見つけながら、新しい挑戦を続けていきたいと思います。
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▼この記事を書いた松野まきはこんな人。
・自己紹介/起業した経緯:不動産のバックオフィスから独立開業した話
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不動産エージェントの夫と夫婦で営んでいます。
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