2006年のプロ機材
記事にしたとおり6月にニコンD200を買っちゃったのだけど、めでたく沼りまして……。
それからAF-S DXズームニッコール ED 18-70mm F3.5-4.5G(IF)を買って発売当時(2005年)のレンズキットを再現したばかりか、さらに当時のプロ用広角ズームAF-S DX Zoom-Nikkor 12-24mm f/4G IF-EDも買って、とりあえずの撮影ができるセットを組んだりと、さして使うアテもない機材を増やしてしまいました。
ところが、世の中なにが起こるかわからない。
主力のD850をオーバーホールにだしたら思いの外メンテナンス箇所が多く、まの悪いことにサブ機のDfにも素子にしつこい汚れがこびりついてしまい、これまたメンテナンスと、財布にも撮影にも厳しい出来事に見舞われてしまいました。
とりあえず、ミラーレスのZ5をメインにD200をサブという、時空を超えたコンビでしのぎましたが、しっかり穴を埋めてくれました。このあたり、さすがニコンというしかないですね。
そのうえ、広角ズームは現在でもなんとか使えるんじゃないかってくらいに描写が良く、しかもイメージサークルに余裕があったため、これをきっかけに常用レンズのひとつとなりました。なんと、フルフレームでも撮像範囲を正方形に設定すると15mmから十分に使えるのです。流石に12mmはケラれますが、いざというときの超広角ズームとして、いまでも重宝しています。
話を戻しますが、当時のプロカメラマンでもD200レンズキットに広角ズームを買い足せば、たいていの撮影は問題なかったのではないかと思います。というのもAPS-C素子だと焦点距離が1.5倍なので、望遠はフィルムカメラのレンズでまかなえますけど、広角は専用レンズが必要なのです。
なにせ、当時の最高級機D2は野心的すぎて使い勝手が悪く、プロにもD200にバッテリーグリップで仕事をしていた方が多かったそうです(実際、発売から20年も経っていないのにD2は稼働機が少ない)。
そりゃまぁ、画質にAFは2006年の水準ですからね、またちょっと感度を上げただけでノイズが乗りまくるし、現在では本気の撮影に耐えられないのも確かなのですけど、当時は最先端かつ最高級の性能だったのもまた、間違いありません。
とまぁ、そんなわけで2006年当時のプロ機材に思いを馳せつつ、メンテナンスから戻ったD850やDfを手に、週末の撮影へ出かけるのでした(Z5は普段使いのお散歩カメラ)。
¡Muchas gracias por todo! みんな! ほんとにありがとう!