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アートマーケットにデジタル写真の居場所はない(@@rumors風ジョーク記事)

Artrumorsに、匿名の情報源が語ったアートマーケットにおける写真の状況に関する噂が掲載されています。

ある匿名の情報源から中国のアートマーケットで以下のような噂が広まっていると聞いた。

かつては写真作品(筆者注:プリントのみで、データは含まない)もアートマーケットで盛んに取引されていたが、現在は全く人気がない。いまでも取引されているのは1970年代以前のヴィンテージプリントで、モダンプリントはやはり不人気だ。ただ、中国作家だと1990年代でも多少は買い手がいる。とはいえ、やはりヴィンテージプリントで、有名作家ですらモダンプリントは1万人民元以下でも売れない。
海外マーケットも同様で、以前はエキゾチックな民族文化やストリートフォトが欧米のバイヤーから注目されたが、大変に微妙な問題(筆者注:後段から、ウイグル問題と推測されます)があり、出品すらできなくなっている。さらに、欧米の写真家は写真の倫理を強硬に主張しはじめており(筆者注:おそらくエシカルストリートフォトを主張する写真家と思われますが、そこまで強い発言力を持っているのでしょうか?)、倫理性が担保できない作品についても同様に出品できない。
コレクターに写真作品は勧めない。
現時点で、今世紀の写真作品は値上がりが全く見込めない。

匿名の情報源

匿名の情報なので信憑性不明ですし、現時点では話半分程度に聞いておいた方がよさそうですが、もし噂が事実なら、中国の若手写真家がどのように活動しているのか、気になるところです。中堅以上の作家は、国外へ活動の拠点を移すのでしょうか?。
ただし、近年の写真作品は値上がりが見込めないのは欧米でも大同小異で、よほどしっかりした文脈がなければ買い手がつかないのも同じです。改革開放期から前世紀末にかけてに制作された中国の写真作品がマーケットで注目されたのは、バブル的な動きだったのかもしれませんね。


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Morihiro Matsushiro
¡Muchas gracias por todo! みんな! ほんとにありがとう!