サブカル大蔵経1007小出裕章『原発事故は終わっていない』(毎日新聞出版)/戸谷洋志『原子力の哲学』(集英社新書)
今日、地元の旭川で小出裕章さんの講演会があります。
その前に小出先生の本『原発事故は終わっていない』(毎日新聞出版)を読みました。
そしてnoteでフォローさせて頂いている藁谷さんが編集担当している戸谷洋志さんの『原子力の哲学』(集英社新書)を読みました。
小出さんの本で印象に残っているのは
原子力というものは国の根幹にかかわっているため、いくら裁判をやっても必ず国が勝つということです。p.143
彼らが原発で学んだことは、「どんな悲惨な被害を出しても、誰も処罰されない。責任も取らなくていい」ということです。
戸谷洋志『原子力の哲学』では、
その不気味さを私たちが思考できなくなるという不気味さをもたらすのである。p.19
断固として原発を否定する排他的な考えは、原子力時代を否定するのではなく、むしろそれを強化することになるのである。p.45
だからこそ、考えなければならないし、なんのための研修会なのかも考えなければならないと思いながら会場の旭川大谷別院に着きました。
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本を買って読みます。