サブカル大蔵経591黒田龍之介『外国語を学ぶための言語学の考え方』(中公新書)
品詞は一致しない。「ある」が動詞で、「ない」が形容詞というのも不思議。p.114
小学生の時から使用されてきた文法のことばに対することばの鋭いやりとり。黒田先生、かなり仕掛けてます。
留学も不要である。1年の滞在で身に付くのはやっぱり1年分の知識である。p.180
言語に興味ない人にも、意識高い系にもささる本質的な提言。
複数の言語が接触した時生まれるピジン。それがその地域の共通語になると、クレオールになる。ことばは歩み寄りの産物。p.63
言葉で、差別や戦争も起きるが、本来は、言葉とは、あゆみ寄りの結晶。
発信ではなく、読む外国語。
「外国語」というのさえ、ときに抵抗を感じている。p.26
あ、外国語ではないか。
読めたらいいな。
浪漫主義言語。
私が愛用しているのは村石昭三監修公文の学習国語辞典(第3版)公文出版である。当たり前のような基本単語をわかりやすく説明するという点では、むしろ小学生向けの方が優れている。p.13
これ読んでから本屋さんで村石昭三さん監修のくもんの国語辞典探しました。
フリガナには無理がある。外国語教師はなぜフリガナを嫌うのか。p.48
たしかにサンスクリットの授業で、ルビを振ってはいけない雰囲気がありました。
子音を表すとき、どうしてtはトのようなオ段を使うのに、pはプのようなウ段のカナなのか。p.50
アルファベットと仮名のはざま。
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