サブカル大蔵経508松本清張『砂の器(下)』(新潮文庫)
鉄道文学遺産。よくこの原作からあの壮大な映画ができたなと思いました。そして渥美清をあの配役にしたことにも感服。
宮沢りえの帯が懐かしい。〈老刑事の執念の捜査が次第に解明していく闇。〉
なに、映画館?p.196
この一言から事態は動く。
それでは、全国をまわられたわけですね。つまり、お遍路みたいなことですね?p.241
ここから映画のあの映像が生まれたのでしょうか。小説と脚本の関係性を想う。
彼は今夜の汽車に乗るつもりでいる。p.248
飛行機でも車でもなく鉄道の時代。それを活写し、記録してくれた文化遺産。
往復とも夜行でね。p.249
今西さんの超人的な行動には「水曜どうでしょう」や「水曜日のダウンタウン」の芸人スピリッツを感じる。
昨夜は京都からほとんど眠らないできた。車内が混んでいて、今西は通路に新聞を敷き、うとうととしたり雑誌を読んだりしてきた。p.368
なぜ松本清張はこの描写ができたのか。それを見たのか、自分が経験したのか。
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