12歳の君へ
あと2日で22歳、っていうタイミングで書くnote。つまり21歳最後のnoteです。誕生日に公開しようと思うんで、今は22歳になってるかな?22歳は個人的になんかしら人生が動き出すんじゃないかなぁ〜って予感。というのも、10年前の12歳は私の人生における1つ目のターニングポイントだったから。
12歳の私。馴染めなかった小学校を卒業して、埼玉の中学へ入学。親友との出会い。家庭崩壊の本格化。うつ病の初期症状を自覚。それでもまだ希望をもっていた純真な子供だったので、あまりにも大きすぎる問題全てに一人で向き合っちゃいました。
20歳を超えてからは自分も大人になったし、その自覚を持って言動を制御するように心掛けているので、いわゆる大人のずるさ?とかで毎日社会と関わっているんですが、ふと12歳くらいの尖ってた自分、真っ向勝負しか知らなかった自分がどんどん居なくなっていくことが寂しかったりもします。その分視野は広がったんですが、、、
でも、ずるい自分のほうが好きだったりする(笑)
ただ、こんな感じで10年前に未練を残しているのは、あまりにも子供で居られる時間が短かったからだなぁと思います。父不在の期間、母と兄が毎日衝突する中で二人の八つ当たりを黙って聞いたり、兄の担任に近況を聞かれて答えたり、二人の喧嘩でベランダから落ちたものを拾いに行ったり。自分でも嫌になるくらい大人びてしまったなぁと。「お前やばすぎw」って友達に言われると嬉しくなったなぁ。「まだ子供だよ」って認められてる気がして。
本当は大きいリアクションもしんどいし、笑顔も作れないし、ほんとに無味無臭の人間なんですけどね。12歳からの数年は頑張ってそんなクラスの1軍と仲良くなれる感じを演出してました。
12歳の自分へ、そんなに頑張ってくれてたのにごめんなさい。18歳くらいからその行為になんの意味も感じなくなってしまったのと、面倒くさくなってしまって辞めました。今貴女が学校での立ち位置を確保するために必死こいて会話している人たちの8割位、もう顔も思い出せません。
あと、毎日毛布の中で泣きながら怒号に耐えたり、たまに二人の喧嘩を止めに行ったりしてくれてたり、家族のために頑張ってくれてありがとう。でも、母さんはそのこと全部忘れてるし、何ならこれから要求もどんどんきつくなってくから早いところ見切りつけてください。でも兄ちゃんには優しくしてあげてください。兄にキレ散らかしたことは20歳のときに黒歴史になります。
ご飯はちゃんと食べてください。今の貴女、多分重度の貧血です。ちゃんと食べてる今でも貧血治らなくて辛いんでやめてください。信じられないけど貴女は大人になったら体重がキープしやすくなります。
少し先の話になるけど、貴女は社会のレールから外れます。努力で足をかけた道を自分から放棄する結果になります。努力でどうにもならないものを見せつけられて、頑張る目的を失います。それと同時に身体も壊れます。あんまり言うと絶望させてしまいそうなんですけど、遅かれ早かれ知らなければならなかった事。あまりにも多くの、それも取り返しのつかないものを失ったけど、自分の人生で初めて自分の意志でした選択。後悔はありません。後悔できるほど、私に余地がありませんでした。
12歳の君へ。これからの数年間、貴女が血反吐吐くような状態で積み上げてきたものを私は簡単に壊してしまいました。単純に努力を反故にしたことを謝ります。すみません。でも、この私の決断が大きく間違っているとは到底思えない。貴女より良い結果が出せるとは断言できない。思い描いた人生とは全く違うダメ人間、ホント申し訳ないし、情けなくてつらい。ただ、諦めて、見えてきたものがたくさんあります。それが案外悪くないんです。肩の力を抜いて。無駄な敵と闘う必要はないよ。諦めたというのは聞こえが悪いけど、戦場から降りたという意味。闘わないという選択をした。今の貴女は闘い過ぎ。HP使い果たして、大事な場面で空っぽになったら意味ないよ。子供なんだから、自分を守る選択をしてね。
こんな願いは届くはずもないんですが、、、やっぱり過去の自分とすごく喋りたいです。辛い思いしてほしくないです。22歳からの人生は、また闘う場面が増えてくるんじゃないかなぁと勝手に感じてます。17歳から誕生日は1年生き延びた自分を労う日。チーズケーキ食べて、ゲーム三昧の一日にします(笑)来年も迎えられますように!