2022年第1クウォーターハイライト
こんにちは、こんばんは、僕です。
2022年、あっという間に4分の1が過ぎてしまいました。今は研修の真っ最中という新社会人の方も多いのではないでしょうか。「社会人は大変だけど、楽しいことの方が多いよ!」とよく言われますけど、ぶっちゃけ大変なことの方が多いです。しかし、それを乗り越えて休みの日に楽しむお酒と音楽は最高です。一緒に頑張りましょう。
というわけで、2022年第一四半期の個人的ベストアルバムです。
20. Charli XCX『CRASH』
19. THE SPELLBOUND『THE SPELLBOUND』
18. FKA twigs『CAPRISONGS』
17. ROSALIA『MOTOMAMI』
16. Guerilla Toss『Famously Alive』
15. Big Thief『Dragon New Warm Mountain I Believe In You』
14. keshi『GABRIEL』
13. Avril Lavigne『Love Sux』
12. Mitski『Laurel Hell』
11 Amber Mark『Three Dimension Deep』
10. SASAMI『Squeeze』
9. Black Country, New Road『Ants From Up There』
8. caroline『caroline』
7. 中村佳穂『NIA』
6. 優河『言葉のない夜に』
3. The Weeknd『Dawn FM』
4. Yard Act『The Overload』
3. 宇多田ヒカル『BADモード』
2. 藤井風『LOVE ALL SERVE ALL』
1. Rex Orange County『Who Cares?』
今年は初っ端から年間ベスト候補が続出していて、色々と追いつけていません。未だパンデミックの影響下でライブが制限され、アーティストたちもこれまでと比べて創作に費やす時間が増えたこともあるのでしょうか。去年以上にペースがすごい気がしますね。
特にこの最初の3ヶ月は日本の作品が本当にアツかった。ビッグネームで言うと1月の宇多田ヒカル『BADモード』と3月の藤井風『LOVE ALL SERVE ALL』。この2作だけでも相当なインパクトでしたね。前者はFloating Points、A.G. Cookといった世界的音楽プロデューサーも参加し、もう完全にグローバルに通用するサウンドが鳴り響いていました。後者もR&B色強めのデビューアルバムから2000年代J-POPを想起させる要素も加わってその音楽性がさらに進化し、新たなJ-POPのスタンダードたる地位を確立させる名作となりました。
この2人以外にも名だたる海外アーティストと比べても遜色ない作品が多く出て、多くの音楽ファンを驚かせました。中でも個人的にかなりささったのはドラマ『妻、小学生になる。』の主題歌を担当した優河の新作『言葉のない夜に』。彼女のことは正直今まで全く知らなかったのですが、アルバムを聴いて本当に度肝を抜かれました。その美しいサウンドはPhoebe BridgersやBig ThiefあたりのUSインディーフォークを彷彿とさせるもの。日本でこういった音を鳴らすアーティストは貴重だと思うので、これからはさらに注目していきたいと思いました。
イギリスを中心としたポストパンク勢も良作揃いでした。Yard Actのデビューアルバムは特に最高でしたね。ポストパンクっていっても今や様々な音楽性のバンドがあり、いざ「ポストパンクってどんな音楽?」と訊かれると返答に困るレベルにまでシーンが大きくなってきていますが・・・(汗)
ギターがバッチバチで終始踊れるような奴が一番良いですね。新人勢でいうとcarolineのデビューアルバムも、アコースティック/フォークを基調としたサウンドにプログレッシブな展開を導入した音楽で、近年のポストパンク勢の中でも異彩を放っていて最高でした。
そして第一四半期かつ現状年間暫定1位はRex Orange County『Who Cares?』です。もうなんなんでしょう、この安心感は。もはや言葉にできません。2018年のサマソニで初めて彼のことを知ってから追っていますが、今回もちゃんと期待を上回る最高のアルバムを出してくれました。コロナ禍で中止になってしまった来日公演のリベンジを今か今かと待ち侘びています。
もう4月が始まりすでにRed Hot Chili Peppersのニューアルバム『Unlimited Love』が出たり、第2四半期もFontaines D.CやLiam Gallagher、Arcade Fire、羊文学と注目の新作が目白押しなので楽しみです。