勝手に読後レビュー【あの日、君は何をした】怒涛の展開に止まらないのですが・・・。
どうも、みことのは です。
このミステリー小説、ずっと前から本屋さんで見かけてはいたんです。気にもなっていたんですが、【ちょっと帯が大袈裟っぽいなぁ】と思っていて、買うのを避けていました。
ですがある日、ちょうど手元に読むものがなく、ちょうど往復2時間位の移動をするタイミングがあって、目の前に本屋さんが。
はい、もう買いましょう。呼ばれていますね(笑)
ちなみに、大きな帯には以下のようなコメントが。
この帯コメントの通り、【看板に嘘偽りなし】なのか?
日頃は帯コメントに騙されないように気をつけているので、そのへんも気にしながら読んでみました。
※ここから先、内容のネタバレがないように気をつけていますが、個人的な没入盛り上がりポイントなどを記載していますので、ご注意ください。
1,物語のあらすじ流れ
物語は、全2部構成です。第1部と第2部。タイトルはこれだけ。
それぞれ時期も場所も登場人物も違う、2つの事件の話。
2つのお話に共通するのは、家族に対する愛。
どちらも【母親】という存在がフューチャーされており、【愛と憎しみは表裏一体】という感情を、イコール狂気に仕上げているように感じました。
2,没入ポイント
さて、この作品の没入ポイントです。私にとっては今回4箇所でした。
①第1部 1章 没入率70%
1章から急に引き込まれます。ここだけでなく情景の見せ方がうまい作品だなぁと感じました。
②第1部 6章 没入率75%
あれ?あれ?そうなの?・・・と、見え方が変わった感じでした。
【この作品、反転も使うのか?】とドッキリに引っかかった感じでしたね。
③第2部 5章 没入率50%
第1部が終わって、まぁ謎は残ったままとは言え第2部が始まり、ちょっと一息つきました。仕切り直して第2部という違う短編小説を読んでいるように油断していたら、いきなりザワッとさせられた(笑)
④第2部 14章 没入率80%
準備は良いですか?ここから最後まで止まりませんよ。ジェットコースターの最初のガタガタ登るところが終わって、ラストスパートが一気に始まる感じです。
3,作品を読み終えて
正直に言います。面白かったのですが、やっぱり帯にやられたなぁ・・・という印象です。
帯のコメントって、参考にはしますし買う前のテンションも上げてくれる大切なものなんですが、大袈裟すぎるとどうしても期待しすぎてしまい、作品が期待を下回る事があるんですよねぇ。作品は何にも悪くないのに。
やっぱり、その本屋さんで働いている書店員さんの【生きた手書きコメント】が一番信用できますね。ご興味あれば、ご一読ください。
まぁ、タイトル画像コメントの通り、第2弾も買いました(笑)第2弾の読後レビューはまた後日。
では、また。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。