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世間体が邪魔をして

私のこどもは、とっても真面目な子。
それはきっと両親から受け継がれたものだと思っている。


私たち夫婦の規範意識は相当なもので、同居していた義母も同じようなタイプだった。
上からガミガミ怒って、こどもを従わせるタイプ。


こどもはいつもストレスを抱え、プレッシャーを抱えていたと思われる。


私はいい親になりたかったし、こどもがひとりっ子にも関わらず期待し過ぎた。
こどもが十分がんばっているのに、私はもっとがんばれ、もっとがんばれ、と背中を押し続けた。


そしてこどもは学校に行けなくなった。



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夫は自宅で認知症の義母を介護していたとき、義母を施設に預けることにすごく抵抗があった。


徘徊するようになったし、トイレやお風呂に行ってくる、と言っては、玄関の外に行っていた。
(昔はトイレもお風呂も自宅の外にあった。)
義母は足腰か丈夫だったので、私は義母を追いかけるのに必死だった。


私は、もう義母の介護はできない、夜は薬を飲まなくては眠れないし、義母が徘徊して交通事故に遭うかもしれないし、と夫に話した。

実を言うと、私の父は30年ほど前に亡くなっている。
同窓会の帰り、夜中に自転車に乗っていて、車に後ろから追突された。
あっという間に亡くなってしまった。


私はこどもが不登校でその心配も相当なものだった。
なんだかんだ重なって、頭の中はいつも混乱していた。

それでも夫は、よそさまから、認知症の親を追い出した、と思われたくなかったらしく、義母を施設に預けることに納得しなかった。

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結局のところ、当時のケアマネさんと、デイケアの主任さんと、スクールソーシャルワーカーさんなどのお力添えのおかげで、グループホームに入居できることになった。

 本当に苦しい毎日だったけど、人様のありがたみが心にしみる出来事だった。


助けていただいて、本当にありがとうございました。
義母の認知症は進んでしまいましたが、おかげさまで、家族皆、どうにか元気にしています。
心から感謝いたしております❤


最後まで読んでいただいて、ありがとうございます。
皆様にとられましても、幸せな1日でありますように🍀







#不登校の親