「五臓六腑」とか「五行説」って
乳がんになり、俄然身近になったのが、東洋医学でした。というのは、食事に注目し始めたから。
「五臓六腑」とか、耳にしたことはあるけど、なんですかね?というレベルから、オンラインで漢方相談し始めたこともあり、ちょっと調べてみました。
「五臓」の前に、「五行説」あり。
すると、その前の理論、「五行説」というのに行き当たりました。
◆五行説とは、中国の伝統的な自然哲学の思想。
五:五つの元素(木、火、土、金、水)/もっかどごんすい
※金:山にある鉱物
行:動く、めぐる
→ すべては五種類のものに分類でき、
そのものは一定の法則でお互いに影響しあいつつ、
つねに変化したり循環したりしている。
ということで、五臓という”体内の仕組み”の前に、”外の自然界の仕組み”から入ってる。インド古典でよくいう、大宇宙(体外)と小宇宙(体内)と同じではないか。さらに、師匠の言うところの、「すべての物、例えば身体の細胞は、じっとしていない。常に生まれ、消滅し、動いている。」さすが東洋。なるほどー。
自然界の五行(もっかどごんすい)の関係は、こんな感じ↷
◆5つの元素の特性
イメージが大事な気がする。
①木/もく:木(き)のように、上に伸びやかに育つという性質。生長・発散・上昇。
②火/か:炎熱があって上昇する性質。温熱を持っていて上昇するイメージのある物は、火の行に属する。炎上・上昇
③土/ど:土(つち)のように、植物に栄養を与える土台というイメージ。生成・発育。
④金/こん:いろいろな形に変化、変革するイメージ。また、清涼感のある金属というイメージ。清涼感・清潔。
⑤水/すい:物を潤し、上から下へ流れていくイメージ。下降・寒冷。
◆2つの関係性
5つの元素のそれぞれの関係性が2つ定義されてる。
①相手を生み出す(相生/そうせい)
・木は火を生み出す
・火は土を生み出す
・土は金を生み出す
・金は水を生み出す
・水は木を成長させる
②相手を弱める(相剋/そうこく)
・水は火を消す
・火は金を溶かす
・金は木を切り倒す
・木は土を押しのけて育つ
・土は水をせき止める
中国の昔の人って、すごいですねー。どんな知恵。わたしなんか自然を見ても、「あーきれいだなー。」とか、「今日は寒いな」みたいな思いしかわいてこないなー。
そして、「五臓」登場。なんですか?五臓って。
体内の臓器の仕組みです。
ここで、当たり前だけど、わたしの場合大人になってからきちんと認識するようになった、「人間も自然界の一部」ということ。自然が先、人間が後。人体の働きを、五行説にあてはめて5つに分けたもので、「肝・心・脾・肺・腎/かんしんひはいじん」。
かんしんひはいじん(人体の働き)と、もっかどごんすい(自然界の仕組み)の関係↷
木=肝
火=心
土=碑
金=肺
水=腎
さて、今日はここまで。お昼ご飯を食べよう。
乳がんになってから変えた食生活についての記事はこちら↷
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