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[OldCityBoy的「映画」考察] アニー・ホール(1977) ➡「ティファニーで朝食を」以来の超オシャレ映画、で、これをコメディアンが作ったところが面白い!

「ティファニーで朝食を」以来の、超オシャレな映画です。

しかも、コメディアンが監督した点が興味深く、内容は「ティファニーで朝食を」とは全く異なり、皮肉たっぷりの笑いに満ちた作品となっています。


で、この映画を語る際のポイントは「ファッション」と「笑い」の2つ。順に説明しますね。

■ファッション
○メンズファッションについては、👇をご覧ください。


○レディースファッション
この映画がレディースファッションに与えた影響は絶大で、「女性がメンズの服を着てもお洒落に見えるんだ!」という驚きの瞬間を映像で見せつけられます。

具体的には、メンズのアメトラ(チノパン、ボタンダウンシャツなど)を女性が着こなすシーンが登場し、その見せ方は👇のように、現在の日本でも大流行中です。


また、メンズファッションで触れたように、服だけでなく、トラッドな眼鏡を女性がかけるスタイルにも大きな影響を与えました。👇なスタイルも、この映画から広まっています。

このように、レディースファッションの幅を大きく広げた映画であり、ファッション業界においては伝説的な作品です。


■笑い
ファッションばかりが注目されがちな映画ですが、コメディアンが監督しただけあり、ストーリーには皮肉の効いたブラックユーモアが散りばめられています。

例えば、スノッブな人々や人種差別、男女間のすれ違いといったテーマが鋭い視点で描かれており、脚本だけ見るとかなり毒が強い内容です。

しかし、「お洒落さ」がこの毒をうまく緩和しており、全体的に見やすく、かつ少し刺激的な絶妙なバランスを保っています。その辺りのウディ・アレンのセンスの良さには驚かされます。


ちなみに、妻曰く、この映画を撮っていた時期、監督のウディ・アレンと主演女優のダイアン・キートンは交際していたらしく、女性が男性を見る際、実は容姿よりもセンスの方が重要視されるのかな~、ということがなんとなく感じられる映画でもありました(映画内でも、ウディ・アレン演じる主人公はモテモテですし)。




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