[理系による「映画」考察] 散り行く花(1919) ➡100年以上前の超名作
もはや100年以上前の映画だが、すごい!、素晴らしい~
初めと終わりは同じ画面の繰り返しの中で、
始めのフリからの終わりの回収が見事(仏教に接したことがある人じゃないとわからなくないか!?)
殴り合いの"動"、と、美少女鑑賞の"静"、の対比(しかもどちらも男性が好きなもの…)
夜のシーンは"ピカソの青の時代"を思わせ、美術的教養をアピール。
平和を説く ➡ 殺人・自殺、への逆説的帰結。
最後直前の"鈴"による、初めの鐘のフリの回収と最後の鐘の強調。
しかも、東洋のエキゾチックさを西洋の美に見事に消化した映像美。これに成功した映画は見たことない…
さらに、主人公の猫背でナヨナヨした演技もこれまたよく、その気持ち悪さが、セリフがない分、少女の美しさが際立つようになっている。
また、シャイニングの…、と、これは脱線なので、今回はここまで。