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[OldCityBoy的「映画」考察] スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望(1977) ➡オタクな非常に狭い領域から、ワールドワイドな非常に広い世界にまで通用するコミュニケーション要素を内包している映画

熱狂的ファンも多く、すでに語られつくされている映画なので、いつも通り自身はちょっと違う視点より。

この映画はもちろんSFエンタメなのですが、それだけではなく、実はオタク心を非常にくすぐる要素が満載です。分かりやすい例が👇のミレニアムファルコン。あのデザインは、模型界では最も人気のある商品の一つです。

ここで、オタク心をくすぐることのできる何か、を制作できるのは実はより深淵なオタクのみなのですが、なんだか「オタク」なる言葉がたくさん出てきて何を言っているのかよく分からなくなっている状況を鑑みて、この言葉を自分なりに少し整理してみます。

現在の"オタク"という言葉の使われ方は、
アニメや漫画を他の人よりよく見るインドアな人、
から、
特定のカルチャー的何かに強いこだわり・深い知識がある人、
まで広い定義になっているように感じられます。

この意味をそのまま捉えると「オタク」は日本中に溢れていることになりますが、そもそも「オタク」とはそれほどメジャーな人たちを定義する意味ではなかったはずで、80~90年代においてはもっとネガティブな意味合いだった気がします。

そこで、自分なりに「オタク」を再定義して見たいな~、と思い始めるのがゴリゴリ理系の性なのですが、現在の自身の定義は、
特定のカルチャー的何かに強いこだわり・深い知識があり、他人からネガティブなコメントを受けても全く気にせず、かつ、そのこだわり・知識を基に何かをクリエイティブでき、それをビジネス化できる人
になります。

たとえば、
庵野秀明さんだと、アニメ・特撮知識のバックグランドから映画を作成していますし、
岡田斗司夫さんだと、アニメ・映画知識のバックグラウンドからのYoutuberになってますし、
コーエン兄弟だと、映画知識のバックグラウンドから映画監督になってますし、
阿部潤一さんだと、洋服知識のバックグランドから、kolorのデザイナーになってますし、
吉川正洋さんだと、鉄道のバックグランドから、"鉄道ひとり旅"の番組に出演していますし、
な人々です。

よって、本当のオタクとはクリエイティブで尊敬されるべき人々、だと自分は思っています。

で、この映画に戻るのですが、監督のジョージ・ルーカスは風貌からオタクなことをすぐに分かりますし、映画全体に出てくるメカニックはオタク気質なクリエイティブがないと実現できないディテール満載です。

よって、この映画はオタクなクリエイティブがもっと賞賛されても良いのにな~、とオタクになりきれない自分には憧れの映画でもあります。


と、オタクという視点に注力してを書いてきましたが、この映画はこれ以外の知的な側面が興味深く、それが英語の使いまわしです。

具体例に入る前に、
高校生の時、英語の授業で、「助動詞を文の初めにつける、かつ肯定文だと強調文になる」、なことを習ったことを覚えらておられる方もおられると思うのですが、それを実際の英文で見たことのある方は少ないと思います(自分も見たことありません)。

がこの映画では、その文法が👇の有名なフレーズで使われています!

May The Force Be With You (フォースと共にあらんことを)

自身はこの英文を見たとき、こういう使い方をすると、尊厳のあるような意味合いになるんだ!、と非常に関心したのですが、そうなると自身もマネしたくなり、海外の方へのメールの最後に"Best Regards"をつけるところを、ユーモアをこめて"May The Force Be With You"をつけるようにしてます(相手は選びますが)。

で、分かる人は非常に強く反応してくれ、そんな感じのコミュニケーションで仲良くなったドイツの方より、以下の本をプレゼントされました。

と、オタクな非常に狭い領域から、ワールドワイドな非常に広い世界にまで通用するコミュニケーション要素を内包している名作スターウォーズの紹介でした~。



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