認知症の予防

認知症の最大の要因は加齢です。発症を遅らせたり、症状を軽くしたりすることはできるとされています。そのためには、脳血管の健康の維持が大切です。高血圧、糖尿病、肥満などの生活習慣病は動脈硬化に繋がります。健康的な生活習慣がベースに予防を考えましょう。

①健康的な食生活

老化の原因の一つに活性酸素があります。活性酸素が老化を促進します。活性酸素を予防する栄養素をしっかり取りましょう。

②運動

運動することで動脈硬化の抑制になるとされています。ジョギングや自転車などの有酸素運動で動脈硬化の指標となるPWV(Pulse Wave Velocity=脈波伝播速度)が改善するとされています。

③禁酒・禁煙

アルコールの大量摂取によって認知機能の低下に繋がります(アルコール性認知症)。また、タバコによるビタミンC欠乏により、認知症のリスクが高まります。

④脳を積極的に使う

脳を使うことで血流を増やして脳の機能低下を防ぐ効果があるとされています。

⑤人間関係を大切にする

心の健康はもちろん重要です。精神的なストレスがかからない生活を送るようにすることが求められます。心理学者アルフレッド・アドラーによると、悩みの全ては人間関係によるものだそうです。良好な人間関係を築くのは長期的になりますが、苦手な人間関係を避けて関わらないようにするだけでも精神衛生が良くなります。


参考

『e-ヘルスネット』, 厚生労働省, https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/alcohol/ya-051.html
『認知症 アルツハイマー病 血管性認知症 レビー小体型認知症 前頭側頭型認知症』, 主婦の友社, 2019/12/31

いいなと思ったら応援しよう!