望ましい困難
こんにちは。皆さんは読書するとき何冊か同時並行しますか?それとも一冊ずつ集中的に読んでいく方ですか?
僕は前者で、基本的に10冊ぐらい同時並行で読んでいます。しかも全然違うジャンルの本です笑
そして僕のようなタイプの方に朗報です!!
"望ましい困難"という概念をご存知でしょうか?
望ましい困難とは、短期的な記憶ではなく、学習内容の長期的な記憶と適用を促進するための努力を必要とするような学習アクティビティのことです。
①時間をかけて一度に学習するのではなく、時間をおいて学習する。
②テストを使って想起練習(思い出す練習)をする。
③実際の状況を模したさまざまな状況で練習する。
④重要な概念を自分の言葉で言ったり、コンテンツの一部を自分で修正したり作ったりする。
人間は困難を乗り越えた方が深部記憶に残りやすいのですね。
進化心理学的に考えても理にかなっていると思います。困難なことを学習しなければ、生存確率は下がったでしょうから。
そんなわけで、私たちも自分たちで困難を設けられるのではないかということから登場したのが望ましい困難です。
そして、上記した①を見て欲しいのですが、時間をかけて一度に学習するのではなく、時間をおいて学習する。
そうです。並行して多ジャンルを読むことで勝手
に望ましい困難にぶち当たっているのです。笑
②の思い出す練習 は、僕の場合、記事を書くときになるべく参考の情報を見ずに一度書いてみることにしています。
③様々な状況を仮定して練習 はなかなか日常的にはできていないですが、日記に実生活に落とし込んだようなシチュエーションは書いています。
④自分の言葉にする これはなかなか難しくて、情報発信(アウトプット)を通じて学びを自分の形にしていく過程にしていきたいです笑
そして思い返すと、この多動症的な勉強法は大学受験の時もそうでした。
点数として反映されてきたのは遅かったですが、自分の行きたい大学に行くことはできました。
まとめると
①学ぶことは時間がかかる
②色々幅広い興味を持ってみる
ということです。
①を受け入れて、焦らず②を意識してみると"学ぶこと”に対する考え方が変わるかもしれません。
私もそうですが、見えないところで脳の学習は進んでいますので、結果が出なくても焦らず、寄り道や息抜きもしながら楽しみましょう。
かのチャールズダーウィンや、伊能忠敬もかなり寄り道をして人生の折り返し地点を過ぎてから歴史を変えるようなことをしています。
進化論を生み出したり日本地図を作ることは難しいかもしれませんが、望ましい困難は僕を勇気づけてくれるものです。
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学ぶことが楽しくなる本です!