社長に言われたグサッときた一言
私は、ここで初めてお話ししますが、日頃は法人の保険を専門とした仕事をしています💵(個人のFPも行いますが、メインは法人)
そしてこれは、既に自社の商品をご利用いただいている(既存顧客)、社長から言われた一言にハッとさせられ、その後の営業スタンスや考え方が変わったお話しです。
上司に同行した際、はじめてその社長に出会いました。
とても穏やかでニコニコし、いかにも「良い人」でした。(漠然とした表現ですが、、💦)
私は、上司から紹介を受け、「これから御社を一緒に担当させていただきます〇〇です」とハキハキと笑顔で挨拶しました。
社長からは、「よろしくね!若いのにオーラがあるね〜」と気を遣っていただき、私も謙遜しながら、上司の隣で一緒に世間話をさせていただきました。
それから数週間経ち、上司からそこの会社の提案資料を作成し、それを届け、ついでに説明もしてきて欲しいと任されました。
私は、自分の力を売るチャンスだと思い、その会社の現在の契約内容や、今後の経済動向から予測される、その業種に与える影響等を分析し、社長に会いに行きました。
下準備は120%完璧に行ったため、当日はアイスブレイク(場を和ます会話)を挟みながら、社長と1時間以上、話をすることができ、社長から「〇〇くんは敏腕営業マンだね!〇〇くんの提案に乗るよ!後は任せるね」と、この上ない嬉しいお言葉をいただきました!
嬉しくなった私は、すぐに上司に結果を報告し、それから数日後、無事にその会社で追加のご契約を預かりました。
ここから、契約について話がされますので、1番最初の契約を契約①、私が提案し、預かった契約を契約②とします。
そして、1ヶ月が経ち、そこの社長から一本の連絡が私の携帯にありました。
社長「〇〇くん、うちの会社で資金需要ができたから、1番最初に契約したものを解約したい!」
〇〇「契約①のほうですね。承知いたしました。では一度その前に、今現在解約した時の返戻金を見て、最終判断いただければと思いますがいかがでしょうか?」
社長「わかった!じゃあ今日来れる?」
〇〇「はい、午後のお時間ならお伺いさせていただけます」
とこんな感じでやりとりをし、上司と一緒に伺いました。
訪問時
なぜかいつも優しい社長が少し怒っており、私たちにこう言いました。
「うちは家族のようには、思われてないんだね」
最初何のことか理解できませんでした。
しかし、話を聞いている中で、昨日そこの地域では大洪水になるほどの雨が降り、そこの会社の一部が浸水被害に遭ってしまっていたのです。
もし、自分の家族が住んでいる地域でそんな事があれば私は間違いなく、心配の連絡を入れるでしょう。
でも、そこの会社には電話、メール1つ入れませんでした。
社長からすれば、怒るのは当たり前のことです。
私が取り扱っているのは保険なんですから。
最終的に、社長にはお詫びし、今では元通りの関係を築きなおすことができましたが、私の中で、信頼関係という重みを勉強させられました。
契約をミスなく預かること、日頃の既存顧客のメンテナンス、事業関連に役立つ情報提供はもちろん大切ですが、今回指摘されたような、本当の意味でお客さまを思いやる行動こそ、信頼関係構築の中で最も大切なんだと実感しました。
現在、年間約150人の社長と商談し、毎日刺激を受けながら楽しく仕事させていただいてます!
今回は少し真面目な話でした。
おしまい