部下育成法は子どもにも使える! ‐フィードバックの振り返りプロセス‐
今日も元気にやっています、
きょうだいゲンカ。
きっかけがしょうもなさすぎる
疲れているお姉ちゃんが、弟のプラレールのレールの上に足を乗せているところから始まりました。
やめて!という弟。
プラレール広げすぎだから!という姉。
毎日こんなもんです。とほほ。
晩ごはん中に部下育成法を試してみた
やってみたのは、『フィードバック入門』の中の振り返りプロセスです。
①何がおこりましたか、
②どうしてそうなったの、
③じゃあこれからどうする、
この3点を本人たちに質問して話してもらいます。
ケンカを減らしたいとおもうのですが、ママと話をしませんか
こういう時は敬語でいきます。
さっきのケンカをしていた時間と空間から少しでも切り替えるために、晩ごはんのダイニングテーブルに場所をうつして、口調も変えて空気を変えます。
ふたりとも落ち着きつつあったので、Yesをいただきました。
振り返りプロセス開始です。
①「さっきのは、どういうことから始まったケンカですか」
お姉ちゃんが怒りを交えながら説明してくれたあと、弟に「お姉ちゃんの言ってる通りで合ってる?」と確認を入れます。ここは平等に。
②のどうしてそうなったの?は私も子どもたちの怒りに引っ張られて詰問調になりそうだったので、こう変えました。
「どこがケンカになるポイントでしたか?」
しばらく考えてから、
お姉ちゃんは
「座布団とプラレールが近くて座ってた」
弟は
「プラレール大きくしすぎた」
話しているうちに、そんなん言ってるけど✕✕でしょ!などど、勃発しかけますが、そこは冷静に介入。
うん、そう思うんだね。
今、そう感じるんだね。
敢えて、淡々とあまり感情を込めないで受け止めの言葉を入れます。
最初にママとケンカを少なくするということに合意をとってるからこの対応でもOKになります。
②が出てきたら、②を前提に置いて③です。
「お姉ちゃんは座布団がプラレールに近すぎて、弟くんはプラレールを広げすぎたから、ケンカが起こったと思うんだね」(二人うなずく)
「じゃあこれからケンカを減らすにはどうしますか」
お姉ちゃんは
「リビングの後ろの方に座布団をおいておく」
弟は
「プラレールを広げるときはお姉ちゃんに広げていいか聞く」
となりました。
どうするかを決めるのは自分の言葉で言ってもらうのが大事なので、こういうこと?例えばこういうのは?と控えめなサポートを入れながら言葉にしてもらいました。
小3と年少のきょうだいですが、部下育成法がそのまま使えました。
振り返ってもらうポイントととしては同じですね。
やってみての注意点
親子関係だと、こういう時、親がちゃんとさせようとしすぎて、詰問になりがちです。
詰問に近づいていくと、子どもたちが本心を言えなくなります。
なので、あ、私ヒートアップしてきてるな、と思ったら、途中で、ちくわをくわえながら言ってみるとか、詰める形にならないようにユーモアも交えて調整してみました。
安心安全の土台があってこそ、こういう成長に向けた話し合いもできるなぁと改めて思います。
余裕がある日にはこういう手のかかることもまたやってみたいと思います。